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市場優位性とビルゲイツが8兆円払っても買えないもの。

伝統は自分でなくご先祖様によって培われた

水戸の青年部会での演題は『味噌と家訓の深い関係?』~100年企業から1000年企業へ~という内容で幡谷哲太郎先生が講演されました。

味噌業界は100年企業は珍しくなく、200年企業、300年などザラにある業界です。

その中で、言葉でなく、行動で示したご先祖様達の挿話などを後継者は知っておく必要があるということを幡谷先生は教えてくださいました。

その資料が上記のものです。

自分の好きな歴史上の人物の半生はスラスラと言えても、自分の親、祖父(配偶者も)、曽祖父、そして高祖父の名前や半生をスラスラと言える人は少ない。

自分が30年後、孫やひ孫にどのような存在でどのように扱われたいのか?自問自答してください。名前やエピソードを覚えて欲しいという方はご先祖様を覚えることから始めましょう。

その時に家訓というのは大切になります。ぜひ伝統の部分では家訓を伝えていくのも有効的ですよ。

そんな事を教えてくださいました。

醤油で説明する市場優位性について

市場優位性についての説明もありました。

私の第二のふるさとと言っても過言ではない埼玉県の人口は700万人です。

そして、私の妹が嫁いだ福岡県の人口は500万人です。

そして、お醤油屋さんの件数は埼玉県は9社。福岡県は120社の蔵元さんが存在します

この人口における蔵元の差はどこから来ているのでしょうか?

理由は簡単です。

市場における優位性があるか、ないかの違いです。

いま、お味噌やお醤油という業界は大手集約化という流れが起きています。

簡単に説明しますと、資本力や販売力のある大手メーカーさんにどんどんお仕事が集まって、小さいメーカーが淘汰されている状況です。

しかし、その中でも淘汰されない中小企業も存在します。それは『ある市場における優位性を保つこと』です。

そして、その市場で優位性を保てたら、その優位性を他社が追随できないようになるまで突き抜ける事です。

そんな事をおっしゃっていました。私と全く同じ考えでした。

お金で「時計」は買えるけれど「時間」は買えない。

世界一資本家であろうビルゲイツさんという方がいらっしゃいます。

日本円にして約8兆円ほどのお金があると言われております。8兆円ですよ。8兆円。

どれ位の金額かと言うと、東京都の平成30年度予算が7兆円。タイやオマーンなどの国家予算が8兆円です。なのでビルゲイツさん1人で東京や国を動かせると言っても過言ではありません。

しかし、ビルゲイツさんが8兆円払っても買えないモノがあります。それは『時間と伝統』です。

そんな事を教えてくださいました。

そっかー。ビルゲイツに持っていないものを自分たちの業界は持っているんだ、、、。そんな事を感じました。

いろんな視点で考える事、捉える事って大切ですね。先生ありがとうございました。

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