統計で分かる大豆原料の大切さ。
- 2009/08/05
- 味噌のお話
昨日、弊社のホームページ欄に
数字で分かる統計のコーナーを設けました。
http://www.marukawamiso.com/contents/deta-miso.html
資料を作成し思ったことは、
これからの大豆原料はどうなるのだろうか?
と思いました。
今、日本の大豆自給率は3%ほど。
一桁前半のトレンドは変化していません。
また、一昔前まで、
大豆の生産大国であり、輸出国であった
中国が人口増加と所得の向上から、
大豆消費量が増え、
大豆を輸入し始めるようになりました。
2003年には2,070万トンもの大豆を
輸入しています…。
EU15ヶ国を抜いて世界ナンバーワンの
大豆輸入国になりました。
世界輸入大豆の3分の1の量です。
中国大豆も日本に入ってきますが、
これは、日本が高く買うから、
中国の農家様が自分たちは
米国などの輸入した大豆を食べて、
中国の大豆を輸出している背景があります。
なので、日本における中国産大豆割合は
縮小傾向にあります。
米国などでは、大豆のメインは遺伝子組み換え
です。
日本にはまだ、遺伝子組み換えの大豆を使った
お味噌は聞いた事がありませんが、
日本の大豆生産量と
中国の大豆消費量、
そして、米国の遺伝子組み換え大豆はこれからどうなるのかな?
と思いました。
お味噌屋さんは豆を蒸す機械があっても、
肝心の米や大豆がないと、
商品ができないので、
原料問題は常に考えておかなければと思いました。