【味噌マガ】味噌屋が教える、味噌作りの3つのコツ その2 【仕込み編】

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■国産有機大豆・国産有機米を厳選して
『伝統の味』を頑なに守り続ける福井の味噌屋

越前有機蔵マルカワみそ

【味噌屋が教える、味噌作りの3つのコツ!!】

蔵の菌と共に夢を醸す『味噌マガ』

第18号 2010年2月2日
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■味噌屋が教える、味噌作りの3つのコツ。

おはようございます。

味噌屋さん@河崎 紘一郎です。

春の時期まで
朝夕は寒い日々が続きますね。

今は受験シーズン…。

受験生の親御さんは
かわいいわが子をついつい
心配してしまいますね。

蔵元の麹・味噌作りも
今が受験シーズン。

一番、体力的にも、
精神的にも追い込まれていきます。

なぜか?

オーダーと仕込みが
この時期は集中するためです。

忙しいと書いて
心を亡くす…。

仕事の姿勢は心を亡くさないように、
努力していきますね(^_^)

さて、本題の
味噌作りの講座。

仕込み編でございます。

ポイントは
2つです。

1つ目

■よく混ぜましょう。

麹と塩を混ぜた後、
蒸した(煮た)大豆をつぶします。

その後の、混合をしっかりするのが
ポイントです。

煮豆は
そのまま放置しておくと、
腐敗します。

麹と塩が
混ざっていないと
この現象が
味噌にも発生します。

そのため
塩で腐敗菌を
殺菌して、
麹で
醗酵を促すわけですね。

無駄なく、合理的に
よく出来ていますね。

先人の智慧の
塊にただ頭が下がります。

…手作り味噌って
皆様でやると、
結構楽しいものです。

お子様などにも
喜ばれます
味噌教室など
開いて、
作文や
感想文などを
書いてもらうと、

大豆の香りが
香ばしく、
良かったです。

とか、

味噌をよく混ぜるのは
初めてで楽しかったです。

などよくお聞きします。

http://www.miso.or.jp/info/review/15th_12.html

味噌組合のホームページに
このような作文集が
あります。

今、『食育』や
なんたら、かんたらと
言われておりますが、
このように、
直接食べ物と接する機会は
大切だと
私は思います。

そこから、
子供たちは子供たちなりに、
感じるものがあると
思います。

味噌作り教室…
私の婦人会でもやってみたいな?
小さな集まりだけどやってみたいな…?
そんな、お味噌大好きで、味噌作りに興味が
ある方。

福井県内、県外問わず、
教えてくださいませ。

機械のレンタル、
材料の調達なんでも
任せてください。

実費がかかりますが、
味噌作りのプロも
応援に参ります。

福井の味噌教室を
開いた時に、
頂いたお客様のご感想です。

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お味噌作り、とっても楽しかったです(ちょっと疲れたけど)。コネコネできた娘も大満足で、保育園で自慢してたらしいです。突然の日程変更に加えて、2人のコブつき、ご迷惑おかけして、すいませんでした。でも、またしたいな。足で豆つぶしもしてみたいです。ほんとにありがとうございました。

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昨日はステキな講習会に参加させて頂き有難うございました。

千葉でしている、ナチュラルハーモニーという
野菜の宅配があるのですが、
その会社で唯一扱っている味噌が
越前市のマルカワみそさんだったので、
以前からとても興味がありました。

社長さんも専務さんも気さくな
かたですね。

小さな子供を連れていって、早く帰ってしまいましたので、
少ししかお話できませんでしたが、
とても有意義のある
時間を過ごすことが出来ました。

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やはり、愛情のこもった
料理にかなうものは
ありませんね。

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■編集後記 味噌は温かい食べ物…。

味噌はつくづく、
温かい食べ物と感じます。

今の寒い時期、
朝、味噌汁を飲むと
体がポカポカになります。

決して、パン食では
この温かさは
得れません。

しかも、
味噌は
食卓まで
温かい雰囲気を
醸してくれると
思います。

学校での昨日の出来事…
子供の思っていること…

食卓をかこみ
そんな演出を
味噌汁は黒子役で
しています。

一方、
地域・旬の
食文化を
象徴できる
そんな、味噌。

戦後の
大量生産が
拍車をかけ、
市販で売られている
味噌も
大きく変化していきました。

そのため、
味も品質も色も変わり、
いつの間にか、
味噌の温かさが
ぬるくなってしまった
ように感じます。

けど、
いつまでも、
心も身体も温まる
そんな味噌が大好きですし、
そんなお味噌を
作り続けたいですし、
それが当たり前で
ありたいと思いました。

長文最後まで
読んでくださり
感謝しております。

この記事は 河崎紘徳(かわさきひろのり) が書きました
2007年マルカワみそ入社。
2015年福井県最年少でみそ一級技能士合格(国家資格である技能検定制度)
味噌屋の息子として産まれ、世の中の方々に有機のみそ、自然栽培のみその
”素晴らしさ”、”美味しさ”、”楽しさ”を
広めていくのが私の使命だと思い、お客様のため一生懸命、麹作り、甘酒作り、味噌作りに励んでおります。

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