蔵つき麹菌で仕込んだ赤米さといらず味噌。
- 2009/10/30
- 味噌のお話
今日は、PB商品の一つである、
赤米さといらずの掘り出しを行なった。

チロシンがみられますね。
お味噌の上に白い結晶みたいなものが
ありますが、
これはチロシンというものです。
チロシンとは
アミノ酸の一種であり、
白いカビみたいな感じが
しますが、特に身体には
害はありません。
むしろ、長期熟成によく見られる
醗酵の証なので、
チロシンがあるのは
じっくり熟成されて、
美味しい味噌ですよ!!と
味噌が言っているわけですね。
アミノ酸の一種ですが、
人間の身体に必要な必須アミノ酸というわけでは
なく、非必須アミノ酸に分類されます。
余談ですが、
タケノコなどを切ったときに
出てくる白い水分もチロシンなんですよ!

いい色してますね~
表面を少し掘り出してみると、
お味噌が醗酵された、
独特のアルコール臭が
しました。
いい香りでした。

赤米のつぶつぶが…。
赤米をすべて精白するのではなく、
若干、籾殻を残して、精白しました。
麹歩合8歩
塩分12.5%で
1年寝かした、
マルカワみそのお家芸の条件で
仕込みました。
いい味噌になってよかったです。
豆はさといらず、
米は古代米 赤米
麹は蔵つきの麹。
非常に、希少な品種の奇跡のめぐり合わせですね。
こちらの味噌はとある
群馬の生産者様からの依頼の味噌でした。
なんとか、
金曜日に出荷して、
10月中の納期に間に合うことが
出来ました。
今日の出荷はいろいろありましたが、
協力してくれた従業員さん
がいてこそ、出荷できたと実感。