オーガニック・無添加・食品のお店

本物と呼ばれる海苔作りを目指して頑張っている職人さん。そんな職人さんが作った海苔は心まで響いた。

玄米食大好きの河崎くんは、
海苔が大好きです。

ちぎってご飯の上に振り掛けるもよし、
塩味のおにぎりにして、海苔を食べるもよし、
海苔でいくらでも御飯を食べれそうですね。

しかし、食べ物全般に言えることですが、
海苔も大量生産、工業生産化されて、
昔ながらというと少し変ですが、
ホンマモンの海苔が少なくなりました。

海苔が出来るまで何をしているのだろうか?

少し調べてみました。

海苔とは?

海苔ができるまで

海苔は病気にも他の海藻との競争にも弱い食べ物のようです。

そのため、干出(かんしゅつ)と言って一日のうち何時間か網を海水から引き揚げて
お天道様にあてるようです。→簡単にいうと、海苔の日光浴ですね。これで元気になるそうです。

…けど、毎日、毎日、海苔を日光浴するのって、網を上げるのが手間ですし、大変ですよね。

そこで、ひらめいたのが『酸処理』という製法。

酸をかける事によって、他の海草や病気の元となるモノも発生しなくなったようです。
→農業における農薬や除草剤と同じことですね。

干出という仕事もいらなくなりました。

お陰で、安価に大量に商品を出荷できるようになりました。

お客様も大喜びです。

干出の仕事がないため、
作る職人さんも、高度で専門的な技術や重労働から開放されました。

メーカーさんも大喜びです。

しかし、海苔本来の風味と香りは
いつしかなくなっていったようです。

海にも酸性液がばら撒かれました。

先日、荒木海苔店さんという海苔屋さんの海苔を
購入して、いただきました。 『桑名海苔』という銘柄です。

おむすびにして頂いたときに、
目からウロコが出ました。

海苔の香りが食べたときに、口の中に広がり、
旨味と甘味が他の海苔とは比べモノになりませんでした。

『あぁっ、美味しい…』

そんな感じです。

ちなみに、この海苔をめぐって
家内でバトルというか、
議論が持ち上がりました。

お題は【この海苔は贅沢品ではないのか?】

質素倹約令が発令されている我が家では
このような海苔を、たくさん使うのは
どうなの?と言われた。

父と自分は同意見。

『この海苔は値打ちある。

別に、おとましくない』(福井弁でもったいなくない)

食べた時に、作る人の心意気というか、
頑張っている信念が感じました。(ホントです)

それに、高い、安いや美味しい、美味しくないの世界でなく、
この海苔を通じて、守られる海苔の作り方や職人さんが
いると思うと、『おとましい』とは感じませんでした。

…というか、こういった食べ物って『高い』とか
『他とくらべたら…』といいますけど、
肉や魚に比べたら、とてもローコストですし、
伝統食品中心や和食(まごはやさしい)中心の食生活ですと、
サプリメントや補助食品いらないですね。

サプリで栄養補給と健康食品での食生活、
こういったホンマモンの商品との
食生活はどちらが『心身ともに健康』そして、
どちらが『自然の営み』なのか?

…海苔のことを調べていくうちに、
なんかお味噌の世界と非常に似ていて、
ホントに他人事と思えませんでした。

結構、身近にある食材こそ
意外と知られていないのが
私たちの国『日本』ですよね。

人間って
新しいもの好きですし、興味も沸くので、
新しいことは事細かに説明、情報が飛び交いますが、
伝統的に伝わっていっていることって、
結構、ないがしろというか、
見向きもされないなぁ~と海苔と味噌を通じて実感。

…愚痴っぽくなるからやめます。

それでも買ってくださるお客様がいらっしゃるし、
その人のために『できること』を
感謝の気持と精一杯やっていこっと!!

…なんか、そういえば、今日社長が
昼礼で『手を抜かない、手を加えない
マルカワみそのものつくり』とか
言っていた。

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