オーガニック・無添加・食品のお店

ナチュラルハーモニーの『蔵の郷白みそ』を仕込んだ

ナチュラルハーモニーの白みそは自然栽培の原料

蔵の郷白みそ

先日、ナチュラルハーモニーの白みそを

仕込んだ。

白味噌用に豆を焚く

上記の写真は煮あがった大豆。

少し、影があたって、色合いがおかしい…無念。
文字で説明すると、色合いがきれいな仕上がりになりました。

豆の炊き加減で味噌の表情が変わる

味噌作りで大切なことは
①麹作り
②豆の焚き
③仕込み

とよく言われます。

特に、白みそのような
『淡色』の味噌を作る時には
豆の炊きが非常に大切になります。

豆の炊き加減で味噌の
色、味、組成、香りが大きく変化します。

味噌作りにおける豆の炊き方はいろいろある。

『赤色』の味噌を仕込む場合
たいてい、豆を蒸します。

『淡色』の味噌を仕込む場合
たいてい、豆を煮ます。

◆豆を蒸すと、豆の旨味成分を逃すことなく
大豆処理ができるが、色合いが
くすみやすかったり、淡い色には不向き。

◆豆を煮ると、大豆を潰した時に
きれいな色合いや組成になりますが
旨味成分が煮汁と一緒に逃げてしまいがち。

このように、大豆の炊き方
一つとっても、一長一短あり
どのような味噌を作るかによっても
大きく大豆処理というのは異なってきます。

これは味噌作りの教科書の
基本中の基本のことなので、
各蔵元さんによっては
豆の炊き方は違ってきます。

煮あがった豆をチョッパーでつぶす

チョッパーで煮た大豆をつぶす

煮あがった豆をチョッパーと呼ばれる
すり機でつぶしていきます。

決して、少年ジャンプに掲載されている
トナカイのようなかわいい
『船乗り』 の一員ではありません(笑)

これもチョッパー

…間違えた(笑)

白みそはたいてい『熱仕込み』で
仕込みます。

このように適正に大豆処理されると
チョップした大豆が淡くて白くなります。

まるで雪のようです。

白い大豆は真っ白なキャンパス。無限(無限)イマジネーション♪

白い大豆は真っ白なキャンパス♪

味噌屋さんの無限イマジネーションが
アツアツホカホカで膨らみます♪

熱仕込みとは

熱仕込み(あつしこみ)とは
煮あがった大豆をすぐにつぶして
麹と塩に混ぜ合わすことです。

これにより、
色の淡い味噌になります。

また、白みそは味噌の品温を
一度下げてしまうと、品温を
上げることが難しくなります。

時間と技が必要になりますね。

塩きり麹とつぶした大豆を混ぜ合わせる

塩きり麹を混合機にいれる

麹と塩をあらかじめ混ぜておき
つぶした大豆を投入していきます。

まだ、煮あがりから3分経っていません。

手作り味噌混合機

味噌は手作りでやるイメージがありますが、
このように、大豆を潰す作業や混合作業は
機械の方が早くて正確です。

大切な温度管理や仕込みは
人間の腕の見せ所ですが、
機械作業のいい所を引き出すと
よりおいしいお味噌が出来ますね。

味噌の混合後は踏み込み作業

味噌の混合後、踏み込みをした。

味噌を混合した後は、
踏み込み作業といって、桶の中に
空気が入らないようにします。

手作業で素早く踏み込みをして
後は熟成&温度管理です。

そして、出荷前にすり作業をして
やっとの思いでお客様に出荷ができます。

箱入り味噌はかわいいもんだ

箱入り娘ならぬ、箱入り味噌のできあがりですね(笑)

自然栽培白みそ

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