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大阪の桶職人『上芝(うえしば)』氏が桶を修理にマルカワみそに来社

桶職人上芝(うえしば)氏がマルカワみそに来社

大阪の桶職人上芝氏

大阪の堺で藤井製桶所という会社を営んでいる桶職人『上芝(うえしば)さん』が
マルカワみそに修理した桶を納品するために来社。

木桶の寿命は100年以上

タガを入れ替えた木桶

味噌桶の寿命はたいてい軽く100年以上もちます。

なぜなら味噌を仕込む時に、味噌の塩分が木桶の側板にしみ込み、
木が朽ちることがないためです。

たいてい、酒蔵の桶はどんなに頑張っても30年くらいしか
持ちません。
そこで、酒蔵さんは木桶を味噌や醤油の蔵元さんに
下取りに出します。

そして、味噌屋さんたちは
酒を仕込んだお古の木桶で発酵食品を仕込んでいた
歴史があります。

しかし、酒は税務署の指導や木桶仕込みですと
ロスが激しいために
木桶仕込みから、ホーロータンクやステンタンクに
シフトチェンジしていきました。

そうしていき、桶仕込みや桶職人さんが
激減していった時代背景があります。

竹の輪を入れ替えた桶はまた30年以上もつ

たいてい木の桶の寿命は100年。
そして、竹の輪は30年くらいでガタがくる。

竹の輪は『箍(たが)』といいますね。

箍が緩むという諺もここから来ていますね。

タガを締め直す

桶も様々な修理方法がある

桶の修理の仕方もいろんな方法がありまます。

桶の側板交換

この桶は側面の板を交換しました。

新品と使い古した色合いがまったく違いますね。
これも個性の一部ですね。

この桶は『ブラックジャック』と命名しよう(笑)

このように、側板に矢板を打ち込んで
木と木の隙間を埋めることもあります。

ケ、ケンシロウ…

…そういえば、側板に北斗七星のような七つの傷が
ある桶があるらしい(笑)

その桶はケンシロウと呼ばれています!?
なぜか、味噌の秘孔をついて、味噌をおいしくさせるようです(笑)

アタ!!ホアチャ!!(笑)

桶職人さんも高齢化・後継者不足

桶を作れる人も
高齢化・後継者不足らしい。

桶を作ることは人間国宝級の『宮大工』さんでも
作れない。

理由は、使う商売道具も素材も技術も違うため。

古き良き日本の文化ですが、
長続きしたいもんだ。

葛飾北斎 『尾州不二見原』

葛飾北斎という方は
富嶽三十六景に『尾州不二見原』という
風景画を残した。

別名『桶屋の富士』

美術の世界では
遠近法を勉強する時に
この絵画を使うことがあるようです。

このような風景は昔の日本なら
どこでも見られたようだ。

あと、北斎の凄いところは
桶の細かい道具やしぐさを如実に
再現したことろと遠巻きに見える富士の
表情だそうです。

ふと
『いい国残そう私たちの国日本』
という言葉が浮かんだ…。

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