オーガニック・無添加・食品のお店

何のための仕事か…誰のための農薬か…。

 

農薬がでてきました。

農薬がでてきました。

  農薬が当社の物置のなかからでてきました。
 昭和50年代のプレミアもの?です。
 
 30年以上前にはこれを使っていたんだなと
 実感…。
 今はもう使っていないので、
 明日、農協の農薬回収に御願いする予定。

 農薬は独特の香りがします。
 鼻腔にムワムワと残る、薬品臭い独特の香り…。
 あまりいい臭いではないのはたしかです。

 農家様はこれを、夏の暑い日に、長袖、帽子、手袋と重装備をして、
 散布しているとのこと。

 農薬散布がすべていけないとは
 思いません。
 否定も賛成もしませんが、
 この行為はものすごく大変だと思います。
 自然栽培の先駆者でもあり、奇跡のりんごの生産者様の木村秋則氏の奥さんも
 農薬散布の農作業が苦しくて、散布していた時期は1週間以上寝込んでいたと
 著書に書いてあった。
 一番つらい思いしているのは、農薬との一番距離が近い生産者様かもしれません…。

 ちなみに、生産者様は出荷用の野菜と、自分の所で食べる野菜は
 別の畑で栽培しているところが多いと聞いた。

 そのとき、感じる事は、何のための仕事か?
 金儲けが第一?
 誰のために商売をしているのか?
 と思います。

 生産者様が一方的に悪くないと思います。
 消費者の方々が虫が付いていないきれいな野菜や、
 曲がっていないきゅうりを欲しいな!と要求していった
 ためにこうなっていったのかな?
 といつも感じます。

 「食品の裏側」で有名な安部司氏も自分の作ったミートボールを
 娘が食べていた瞬間、「食べるな!」
 と言ってしまった。
 そして、涙が出てしまった…。
 その時、「もう、添加物を売る仕事は辞めよう…」
 と著書に書いてあります。

 作っている人、販売している人が食べたくない、食べない食べ物…。
 なんでこういう風になってしまったのでしょうか…?
 それでいいのでしょうか…?

 人に良い物と書いての食べ物…。
 食べ物の問題はさまざまな観点、立場からの
 問題が多く、一刀両断、即問題解決ができない
 のが現状かもしれません…。
 小さな味噌屋では何も現実を変えることは
 できないかもしれません…。

 しかし、毎日頂く味噌汁は、自分が毎日食べたいと思う
 味噌を作って、それを頂きたいと思った。
 それをお客様にご提供できたら、幸せだなと感じた…。
 自分が作った物を食べないのは、また、食べたくない事はしたくないなと
 思った。
 なんでかというと、お客様にウソをついているみたいだし、自分のモノ作りにも
 ウソをつくような感じがした。
 
 自然に育まれた素材と製法で作ったお味噌が大事ではないのかな…。
 そして、そこから、自然と人間とが共生できる世界が迎えることができたら、
 このうえないなと思った。
 その夢はたった一杯の味噌汁から実現できると思います。

 議論よりも、実践していこう…。
 まずは、大豆やお米と会話できるくらいに、
 お味噌を勉強しよう…。

 農薬や自然の大切さがよく理解できる本→レイチェルカーソン 「沈黙の春(Silent Spring)

 素直な心と感謝の心で商いを…。

河崎紘一郎

河崎紘一郎 1983年11月生まれです。 大正3年(1914年)創業のマルカワみそという会社で味噌屋をしておりました。(2018年11月30日退社。) 木の桶で一年寝かした有機の味噌しか作らない全国でも個性的な味噌屋さんです。 いろんなお味噌の魅力や日常に起きている事をブログにしております。 コンセプトは『味噌作りの息吹を伝えたい』です。

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