将棋の王様がいかに弱いか説明してみた。絶対的な権力を持つ王将でさえ1人ではなにもできない。
- 2018/06/20
- 勉強になったこと
裸の王様は弱い。すぐに詰んでしまう。
私は将棋が趣味です。かれこれ2年ほどしております。最初は論理的思考力、逆算思考や空間把握能力、右脳を鍛えたいと思ってはじめました。下手の横好きですが、初段を目指して頑張っています。
そんな将棋で『王将』という駒があります。将棋の勝ち負けはこの王将の駒を捉えたら勝ちになります。
王将という駒は1マスだけならどの方向も進める非常に強い駒です。ちなみに歩という駒は前に1マスしか進めません。横も後ろも、斜めも移動できる王将は強い駒です。
しかし、下記の写真のような状況では王様は助かる事ができません。たとえ持ち駒がどんなにたくさんあってもです。
画像参照 金子タカシ著『寄せの手筋200』より
三2銀と先手が打つだけで必死です。
私はこの将棋を通じて人生も同じだなーと思いました。
王様というのはどんなマスにでも進める絶対的な権力があります。また、持ち駒は人生の所有物に例える事ができるかもしれません。
しかし、周りの人々や人望などが離れた状態ですと、いとも簡単に討ち取られてしまいます。飛車や角がなくてもです。裸の王様とはよく言ったものです。
自分が王様だった時に、周りに置いておきたい駒は皆様の場合は誰になりますか?
逆に、身を挺してまで助けたい王将とはどんな人でしょうか?
持ち駒よりも、身を挺してまで自分を護ってくれる守備駒のありがたさを感じました。
『1人ではなにもできない』そんな言葉を思い出しました。