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飛行機に乗って感じたこと。救命は自分が安全だからこそ、人を救うことができる。

優しさだけでは人は救えない。人を救いたければ、それなりの知識と力が必要。力なき愛は無力である。愛なき力は暴力である。

いつもは飛行機に乗っても気に留めないことなのですが、救命具の説明のときにふと気がつきました。

隣に子どもが乗っていた時の対処方法がパンフレットに書いてありました。出発前に動画も見ました。

簡潔に伝えますと『自分の救命具を身に着けてから、初めて子どもの救命具をつけることができる』ということに気づきました。

優先順位が、まず自分の命が先。それができてから他人。という意味合いなのです。パンフレットでもお母さんが救命具をつけてから、子どもさんの手助けをしていますね。飛行機会社というのは想像を絶するような危険、危機回避予測を徹底的に行っています。そこには災害時、緊急時のルール、原理原則を基に構築されていると私は感じました。

幼い命や、まだ、身体的にも自立していない子ども、ましてや自分の子どもになるとどうしても真っ先に守りたいという気持ちが働いてしまいます。

その気持ちは確かに大切だと思います。

しかし、『優先すべきはまず自分ということ』を感じました。この大自然の営みの中では自分の身は自分で守らないといけないのです。この事は緊急時でも、平常時でも同じだなと感じました。

人を救いたければ、愛する人を守りたいのであれば、自分が力を持たないといけないのですね。ナイチンゲールの優しさだけでは人は救えない。そんな事も思い出しました。白衣の天使と呼ばれたナイチンゲールもビクトリア女王に論理的思考で伝えたから人の命を救えたのです。

平常時でも同じですね。自分が満たされていないと、相手を満たすことができないのだな、自分が犠牲の上に成り立つ成功、自分の幸せを捧げて成り立つ他人の幸せなんてないのだな…と感じました。まずは、自分が安全、安心な環境でないといけませんね。

災害時は『家族てんでんこ』が大切。『津波てんでんこ』とも言います。

この災害時のお話をだいぶ前にある方に話したことがあります。

かぞくてんでんこ』が大切だから、もし災害があった時には、自分の命は自分で守るんだよ。和歌山の津波防災センターに行ったときに私はそれを学んだんだよ。この物語の方はお醤油屋さんなんだよ。蔵元さんは昔から地域貢献しているんだね。この考え方が先人たちが何度も何度も緊急事態に面して、編み出した考え方なんだよ。と。

その方はこう言いました。『貴方はだいぶ災害の時はドライなんだね。護りたい人はいないのですか?』
他の方はこんな事も言いました。『身体能力のある男性は確かに、生存確率が高いからいいよね。では立場が変わって女性や子どもなどの社会的弱者はこの言葉は正直辛いね。家族は助け合いたいね。』

そのようなニュアンスの事を言われました。ご意見ありがとうございます。深く感謝申し上げます。しかし、正直、私は苦しかったです。そうじゃなのですが、捉え方次第ではそうなるのですね。悩みました。予想しただけで胸が苦しいからです。しかし、これが命をかけて、尊い命が犠牲の上に先人たちが経験して伝えたいことなのです。

だからこそ、飛行機のパンフレットに自分の救命道具を身に着けてから子どもの救命具をつけると書いてあるのです。

災害や緊急事態は無いに越した事はないのですが、非常事態だけは予想が全くつきません。コントロールもできません。しかし、備える事やこの緊急事態について話し合う事はコントロールできることですね。

皆様は、緊急事態のときはどんな行動を取りたいですか?
護りたい方はいらっしゃいますか?

その方とは災害時にどのような形で安否確認を取りますか?

私はご縁のある方を守れるだけの力が欲しいとつくづく感じました。

力なき愛は無力である。愛なき力は暴力である。』この言葉にいつも考えさせられます。

河崎紘一郎

河崎紘一郎 1983年11月生まれです。 大正3年(1914年)創業のマルカワみそという会社で味噌屋をしておりました。(2018年11月30日退社。) 木の桶で一年寝かした有機の味噌しか作らない全国でも個性的な味噌屋さんです。 いろんなお味噌の魅力や日常に起きている事をブログにしております。 コンセプトは『味噌作りの息吹を伝えたい』です。

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