薬と体質。薬と効果。
- 2009/12/06
- 味噌のお話
今日は、秋月辰一郎氏の
『食物と体質』を読んだ。
一番印象に残った事。
2点抜粋
栄養学について…。
秋月氏は
幼少期に虚弱体質ということもあり、
牛乳や魚を積極的に食べていた。
秋月氏は栄養学を否定はしないし、
卵や牛乳も時たま食べていた。
しかし、盲信するのも、
どうか?と著書に書いてあった。
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栄養学は
動物実験によって、
出来上がっている。
たとえば、白鼠に、
ある食べ物を食べさせて、
体重の増加によって、
その食品の価値を決定している。
白鼠が一番大きくなるのが、
人間にも一番良い食品であるという事になる。
これは少し、おかしいのである。
ーーーー抜粋終わりーーーー
う~~~ん。
どうなのだろうか?
バランスが大事という事でしょうか?
2点目。
薬のことについて。
秋月氏は
戦後の復興期に
西洋医学のお薬も
患者さまには
施していました。
否定する事はありません。
しかし、著書に
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薬物は
上、
中、
下
と分かたれる。
下薬とは
服用するとたちどころに
効果のあるような薬物であるが、
副作用があるものである。
中薬というのは
効果はあるが、
連用していると、
身体に害が
出てくるものである。
上薬とは
長く続けても、
害の出てこない、
ますます体のよくなる
薬物の事。
現代は何と、
下薬の多いことか。
また、中薬の多い事か。
そして、現代人は速効でないと、
納得しない。今すぐに、
効かないと承知しない。
だから、モルヒネとか、
サリドマイド、皮膚ホルモン等が
普及する。
上薬は影をひそめる。
ーーーーーー抜粋終わり。---------
自分は一度本を読んだら、
もう一度読みたいという気持ちには
なかなかなれないのですが、
この本は
何回読んでも、
気づきのある本でした。