油の『風味』と『美味しさ』について考えてみた
油って何だろう?
昨日、弟の紘徳くんと普段話をしていて、
フライドポテトや油の話になった。
『油がのっているものってたいていどんなものでも美味しいよな~』
『脂っこいってどういう意味?』
などというたわいもない話で終わった。
しかし、あとから少し気になったので
少し文献を読みながら
『油の風味と美味しさ』を考えてみた。
結論からいうと
油脂分はタンパク質や炭水化物と
セットでとった場合に『油の美味しさ』を感じることができるの
はなぜだろう?
となりました。
油脂は三大栄養素の一つ
油脂は三大栄養素の一つですよね。
三大栄養素とは?
三大栄養素とは油脂、蛋白質、炭水化物の3つ。
生命の維持に必要であり、人間が食べて本能的に
『美味しい』と感じるものですよね。
油脂は食べて本当に美味しいのか?
…ふと、感じたことが
油脂は本当に食べて美味しいのか?と
感じました。(オリーブオイルやごま油以外)
油は炒めたり、揚げたり、和えたりすると
美味しさがでるが、油単品ですと
美味しさというのは感じない。
しかし、霜降り肉とかマグロのトロとか
アイスクリームとかは油脂が肝要ですよね。
油がなかったらたぶん美味しくないと思います。
なんでやろ?
う~ん。調べてみた。
油脂分は糖質やたんぱく質と少し違う
三大栄養素の炭水化物は糖分となり『甘味』を感じる
蛋白質はアミノ酸となり『旨味』を感じる
油脂はグリセリンと脂肪酸が3つ結合したトリアシルグリセロールという
成分となる。(参考文献 食用油脂入門)
…よくわからない化学用語のですが、中性脂肪のことですね。
しかし、この トリアシルグリセロールは
美味しさも甘味も感じません。
どうやら、タンパク質や炭水化物と一緒になると
『油の美味しさ』が際立つようですね。
消化吸収構造も油脂は異なる
また、タンパク質や炭水化物の分解されたものは
肝臓を通じて、そこから血管に送られます。
しかし、油脂分は
肝臓を通じることなく直接血管に送られる。
人間の構造上、
油脂はすぐにエネルギーとして
とりこむ仕組みになっている。
まとめ→油脂は人間の体に必要不可欠だけど、少し他の栄養素と違う
消化される構造上、油は非常に大切な栄養素だから
直接体内に送り込まれるものですね。
けど、なぜそんな油は単独で摂取した時に『味』がないのだろうか?
なぜ他の栄養素とセットにしなければならないのだろうか?
と感じた。
そして、タンパク質や炭水化物と一緒になると
味わい深い風味が醸せるのか?
不思議だな~と感じた。
自分が調べたのではこの答えが
分かりませんでした。無念。
どなたかわかる方いらっしゃるかな?