オーガニック・無添加・食品のお店

味噌桶で仕込むことは味噌を毎年消費・生産のサイクルが必要と感じた

桶師の上芝(うえしば)さんがマルカワみそに来社

マルカワみそに桶屋さんが桶を納品にいらっしゃった

桶屋さんがマルカワみそに来る

修理した桶が到着

酒蔵の木桶はたいてい約30年使うと寿命と言われます
そして、その桶は中古として味噌屋さんや醤油屋さん、そして漬物屋さんなどに
下取りされます

味噌などは高含塩の食べ物なので、塩分が木を腐敗や朽ちることなく、
100年くらい使える

しかし、手入れやメンテしても竹の箍などが緩んでしまったりするので、
桶屋さんにしかできないことがありますね。

今日は醤油屋さんが使わなくなった少量の桶も持ってきた♪

桶の移動はフォークリフトでおこなう

味噌桶とフォークリフト

桶は一本300キロ位重量が有ります。持ち上げたり、移動するときはフォークリフトを使います

そうすることによって移動や運搬が楽になりますね。
フォークリフトを開発・設計した人は天才だなぁ~と思います

しかし、そんな便利なフォークリフトですが、毎年何十人と転落死や事故があります。
免許の講習で習いました。安全第一で仕事したいですね((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

銅折れの桶を修理依頼

胴折れの木桶

今回、3トンの味噌桶を修理に依頼した。

仕込み場の紘徳さんが段取りをしていたので、
上芝さんに『桶はどれですか?』と聞かれても、全くわからなかった…

上記の写真は桶の側面の板(側板)が割れているそうです。

上芝さん曰く『これは胴折れしているなぁ…』

おちゃめ心満載の河崎くんは『え~そうですか、見てみますね…どお~れ』

@紘徳さん、『いやいやいや、つまらんし…(笑)』

木桶の側面が割れている

アップでとると割れていますね。このことを『胴折れ』(どうおれ)というらしいです

くどいようですが、見るときは『どーれ』と言いましょう(笑)

底板の漏れも激しい

底板も箍がゆるいせいか、変形していて、漏れが激しかった…

箍を打ち上げた跡があった

箍を打ち上げた跡

何年か前に箍を締めるために打ち上げた跡があった

箍の下部に1センチほど、黒い跡があるのが、そうですね。

昔の手入れをしてあるのをみてノスタルジック

桶屋さんの応対は仕込み場の紘徳さんが行う

上芝さんと紘徳さん

上芝さんとの会話や応対は紘徳さんがしてくれた。

桶を運搬したり、月曜日の味噌の充填ラインの準備をしなければならないため
桶屋さんの話はあまり聞けなかった

しかし、木桶は休ますと、箍が緩んだり、痛むんだよなぁ…のようなことを聞いた

なるほど…と実感。しかし、味噌業界は年々味噌の出荷量・生産量ともに微減の傾向にある

そうなると、味噌を仕込まないから、木桶なども使わない⇒木桶が痛む
⇒木桶自体が少なくなる⇒桶屋さん(技術・文化)いなくなる…

そいういう時代の流れなのだなぁ…と感じた。

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