味噌の統計の数字を見て、逆境とみるか、チャンスとみるか…。

2009年6月の全国味噌出荷量が
食料醸界新聞に掲載されていた。

全国味噌出荷量

全国味噌出荷量の6月は
3万3,399トンとなり、
前年比にて、９６，３％となった。

2009年の上期にあたる
1月～6月にて、20万9,523トン
前年比96.2%となる。
下がり幅は8,173トン。

この下がり幅を
下期（７月～12月）も
継続すると年間で
1万5,000トンとなる。

この1万5,000トンという
減少量は中堅メーカーの
生産量とほぼ一緒。

生産量5位の蔵元が1万8,000トンなので、
この減少は厳しい…。

しかも、全社の出荷量が均一に
減少しているのではなく、
大手中堅企業に関しては
前年をキープしている
蔵元が多い。

それではどこの蔵元が
減少しているか？
というと、
弊社みたいな、
年間生産量が300トン未満の
蔵元が減っている。

この数字に危機感を覚えます。

しかし、悲観することなく、
逆境に克って行きたい。

現に、限りなく、自然・天然に近い素材と製法を
用いた味噌が欲しいといったお客様は
年々増えている。

しかも、有機の業界やオーガニック味噌商品は
追い風にある。

これもこれで、チャンスだ。

野球に例えると
9回表、２アウト満塁。
バッターイチロー！！

ここで、三振にとって
サヨナラ勝ちとしたい！！！

野球好きの自分は
そんな感じがしました。