マルカワみその味噌が救援物資として気仙沼に出荷した。
- 2011/04/04
- 味噌のお話
宮城の気仙沼に向けて味噌が約300キロ出荷される
3月22日の出来事でした。
越前市の災害対策課の方から味噌を救援物資として宮城の気仙沼の方に
届けるから協力して欲しいと依頼を頂戴した。
23日には越前市を出発して、気仙沼の方に市の職員さんがフォローのために
いくため、すぐに商品を準備出来ないのか?と依頼をいただいた。
22日に言われて23日に出荷との近々の出来事に最初『どーしよーかなー??生産ライン変えれるかなぁ~』とか思っていたが、東日本震災で被災された気仙沼の写真を見ることができた。
とても同じ日本の出来事とは思えませんした。
日本海側の被害の少ない福井県では当たり前のようにご飯を食べて、当たり前のように
布団でねることができて、用を足せますね。
そんな事を思いながら、救援物資用に味噌300キロ出荷できた。
越前市の職員さんも物資を持っていったら『お~気の毒なたってぇ~』(お気遣い有難うの意味)と言われた
帰路に着くときに、みそ汁一杯(160cc)に対して味噌は約16グラム使うので
いくら位のみそ汁が炊き出しで用意できるのかなぁ~と思った。
300キロですと、グラムに換算して300,000グラム。
300,000グラムを16で割ると約18,750杯となった。みそ汁で1,800人くらいの方が暖をとれたり、
栄養補給ができるのですね。
味噌が救援物資に適している理由
また、味噌が炊き出しなどに適している理由をまとめてみた。
味噌は好き嫌いが少ない食べ物
味噌は老若男女の方に受け入れる食べ物ですね。
味噌を食している歴史も1,300年前から受け入れており、日本人なら
一度は口にしたことのある食べ物ですね。
しかも、味噌汁を嫌いな人は統計上4%しかいないという『みそ健康づくり委員会』が調査した資料もあります。
苦手な具材はあるかもしれませんが、みそ汁自体がキライな方は少ないですね。
みそ汁は大人数向けの調理が簡単
災害救援や炊き出しの時は、料理する人は少なくて、配らなければいけない人は沢山いらっしゃいますね。そんな時に、おにぎりなども最適ですが、フルオートメーションのラインなどがなけなければ、おにぎり作るのもたいへんですね。
しかし、みそ汁ですと、お湯を沸かして、具材をいれて、味噌を溶けば出来上がりですね。時間対効果、労力対効果が非常に高いといえますね。
みそ汁は栄養価が高くしかも、体を温めることができる
味噌は陽性な食べ物のため、体を温める効果があります。
震災などで衣食住が整備されていないときは、いいものですね。
また、純植物性の良質なタンパク質やミネラルを多く含み、具材を加味すれば、非常に栄養価の高いものと言えますね。
地震で気づいた当たり前でないこと
今まで当たり前のように便利がまかり通っていた日本に住んでいましたが
このようなことは当たり前ではないのだなぁ…と実感した。
また、3月の第4,5週目にとある商社様とカトリック教会の方から
味噌の物資依頼を頂戴した。
物資の量もハンパではなく500キロと1500キロ依頼を頂戴した。
なんとか従業員さんたちが協力して下さり、出荷することができた。感謝。