秋月辰一郎『食物と体質』

•  2009/08/09
•  味噌のお話

今日は長崎に原爆が投下された日です。

長崎の原爆に関係した方で、
秋月辰一郎（あきずきたついちろう）先生という方がいらしゃいます。

秋月氏

長崎に原爆が投下された場所から、
１．４キロほど離れた所に、浦上第一病院（現　聖フランシスコ病院）という
病院がありました。

そこで、秋月辰一郎先生は
院長をされておりましたが、
原爆が投下された時に、被爆者たちが
駆け寄ってきたので、先生は治療をしていました。
『器具もないし、薬も切れた、何もできない…苦しくても助けれない…もう逃げ出したい…』
と思いましたが、
顔見知りの患者さまや、「先生、先生」と頼られれば、
自分がやらなければ…と奮起して、
被爆者の方々を診ていたらしいです。

長崎平和公園　高校の修学旅行で行きました。

そんな素晴らしい先生ですが、
生まれたときから病弱で、２０歳までは
生きることは出来ないだろうといわれてました。

重い病を患いながら、
人はなぜ病になるのだろうか？
と自問自答していました。

そして、「食物と体質」は
大きな関係があるのでは？
という結論にたどり着きました。

そして、己の命を賭して、
一つの食生活にたどり着きました。

味噌汁と御飯をメインとした食生活ということです。

秋月先生はその食生活のお陰で、
享年８９歳まで医学に打ち込む事が
出来ました。

そして、院内の看護士たちは
豆腐とわかめの味噌汁を食していため、
原爆病にならなかったと
いう事が著書「食物と体質」
に書かれています。

本も６０ページほどしかなく、
すぐ読めて、何時でも、何回でも
読めます。

まさに、時間対効果、費用対効果の高い
一冊です。

また「アンゼラスの鐘」というアニメの映画がありますが、
それは、秋月先生を主人公に描いた物語です。

素直と感謝の気持で有機の味噌作り