古代発酵食品の魅力!!醤(ひしお)調味料の作り方

発酵のルーツとも言える『醤(ひしお)』調味料の作り方

皆様、こんにちは。味噌ちゃんねるの時間がやってまいりました。

今回は、昔ながらの新感覚調味料!?醤(ひしお)の作り方を紹介します。

醤調味料とは、2015年の2月頃にNHKのBSプレミアムでも紹介されたもので、味噌や醤油の原型とも言えます。

発酵食品って非常に奥深い味がありますが、醤調味料も非常に美味しいですよ。それではいきましょう!!

醤(ひしお)のレシピ・作り方

上記のようなレシピになります。 お好みで、昆布や唐辛子などを入れても美味しくできます。

今回のレシピは麦麹と豆麹が同量ですが、 麦麹を多めにすると甘みが強くなります。 また、豆麹を多めにすると大豆の旨味が強くなります。こんぶだしやしいたけ、かつおだしなどを足しても美味しくできます。

醤油麹にも非常に似ていますが、具材や麹やお醤油によって味のレパートリーが多いのが特徴ですね。(⇒参照:醤油麹の作りかた)

醤作りのポイント!混ぜて簡単!あとは待つだけ!

それでは作り方の紹介をしますが、豆麹と麦麹を混ぜて、お醤油と水を入れるだけで出来上がります。

お醤油は小麦、大豆、食塩だけのお醤油を使ったほうが、醤油本来の風味が醸せておすすめです。お醤油を使うときは原材料一括表示をしっかりと確認しましょう。

出来上がりまで2週間ほどかかります

気温20度くらいの部屋においておいて10日~14日ほどで出来上がります。

冬場の寒い時期は少し時間がかかる場合があります。また、麦麹と豆麹は水を吸いやすいために、水位が下がりやすくなります。
水位が下がっても問題ございません。麹に味がしみて美味しくなっている証拠です。

発酵食品の原点ともいえる醤は美味しいぞ!

ScreenClip

できた醤はかけタレやつけダレ、そして、ゴハンにつけても非常に美味しいです。また、液体部分と麹の部分で使い方を使い分けても非常に美味しいです。

簡単にできますので、ぜひ、皆様もお楽しみください。

この記事は 河崎紘徳(かわさきひろのり) が書きました
高校卒業後、日本料理の勉強がしたいと思い辻調理師専門学校入学。
日本料理特待生制度合格、2006年卒業生代表として答辞を行う。
大阪の梅田にある日本料理店に就職し、日本料理を学ぶ。
2007年マルカワみそ入社。
2015年福井県最年少でみそ一級技能士合格(国家資格である技能検定制度)
NHK文化センター様 味噌作り教室の年間認定講師

これからも健康に貢献出来る商品作りを続けてまいります。