酸味と塩味の絶妙マッチング!!塩レモンの作り方

今話題!新感覚の発酵食品『塩レモン』の作り方

皆様、こんにちは。
マルカワみその河崎です。今回も『味噌ちゃんねる』の時間がやってまいりました。

今回は海外の発酵食品『塩レモン』の作り方を紹介します。

みなさま、塩レモンって聞いたことありますか?

レモンソルトとかしお檸檬とも呼ばれております。
塩レモンとは、簡単に言いますとレモンの塩漬けしたものです。
フランスやモロッコ、中東などで使用される調味料で、料理の風味や香りが豊かになります。

夏の暑い時期は熱中症などで体調をくずすことがありますよね。そんな時は塩レモンの出番ですね。塩分補給もできて、かつレモンの栄養分も摂取出来ます。
レモンには柑橘類でトップクラスのビタミンCやクエン酸などがあります。クエン酸は疲労回復にも優れているので、夏場の強い味方ですね。

それでは今回も作ってみましょう!!

塩レモンの作り方・レシピ

  • レモン 数個
  • 食塩 レモンの総量の10%ほど

塩レモンの作り方はシンプルです。レモンと食塩しか必要有りません。

そして、レモンの重量の10%ほどの食塩が必要になります。
レモンは外国産のレモンよりも国産のレモンの方がいいです。理由はポストハーベスト農薬などの心配がないからです。

シンプルな素材で、長期の保存も出来るステキな発酵調味料。作る前からワクワクしていきましたね♪

レモンはよく洗います

第一にレモンは防カビ剤やワックスコーディングがされている場合があるのでよく洗います。ゴシゴシ洗いましょう。ワックス落としのために重曹を使うのも1つの方法です。

なぜ、洗浄しないといけないか?といいますと、農業をされた方ならお分かりになると思いますが、柑橘類などの果物は病害虫にやられやすいので、農薬や化学肥料をふんだんに使用します。

この塩レモンというのは皮の部分も食べるので、外皮も安心して食べれるような無農薬レモンを購入するのがベストです。

ちなみに、外国産のレモンには『TBZ』という強力な防カビ剤が散布されています。不安を煽るわけではないのですが、ちょっと怖いですよね。

次にレモンを八つ切りカットしていきます

次にレモンの両端のヘタを切り落として、八つ切りにしていきます。

輪切りですと、後々の工程がやりづらくなるので、八つ切りがベストです。

塩レモンの一番のポイント!!カットした後のレモンの重さをはかりましょう!

そして、塩レモンのポイントはレモンの重量ではなく、カットレモンの重量をはかりましょう

理由はヘタの部分をカットしたりすると、グラムの数字が変わるためです。
また、塩の量も変わりますので、計量がポイントになります。

レモンを層にして塩をまぶします

次に、レモンを敷いた後に塩をまぶして行きます。
このようにすることによって、まんべんなく塩がレモンに馴染みます。

レモン⇒塩⇒レモン⇒塩と詰めて行きましょう。

容器に入れて出来上がりまで1週間~1ヶ月まちましょう

容器に入れた塩レモンを置いておきます。

また、2,3日に一回くらいは混ぜあわせて行きましょう。

塩レモンの出来上がりです!塩味と酸味のコラボが絶妙です

熟成を置いて塩レモンのできあがりです。

時間と塩気によって、レモンが変色しますが、決して、味が悪くなっているのではないので、安心してください。

レモンの実はカットしたりして、野菜サラダなどに、レモンのエキスは調味料として使うと非常に美味しいです。

作ってみて感じたこと&よくある質問

  • 今回の味噌ちゃんねるは、味噌と関係ないじゃないですか?
    ⇒そもそも、マルカワみその料理レシピを始めた目的は『発酵食品や発酵調味料の良さを再認識してもらいたい!!』とか、すでに完成された袋の味よりも『おふくろさんの味は手作りライフから』という動機で始めました。塩レモンは海外での発酵調味料なので、今回レシピにしました。
  • 国産の無農薬レモンって入手できますか?
    ⇒インターネットなどで販売しております。また、減農薬や収穫時期前に農薬を使用していないレモンなどもあります。市販では自然食品店に有ることがあります。
  • 塩の割合を変えてもできますか?
    ⇒11%でも仕込みましたが美味しくできました。
  • 容器は熱湯消毒しなくてもいいのですか?
    ⇒熱湯消毒なしで作ってみましたが、上手にできます。衛生的に気になる方は消毒して下さい。
  • 保存は効きますか?
    塩分が効いているので1年近く持つそうです。自分が美味しいな。食べごろだな!と感じた時から冷蔵保存するのも1つの方法です。
この記事は 河崎紘徳(かわさきひろのり) が書きました
高校卒業後、日本料理の勉強がしたいと思い辻調理師専門学校入学。
日本料理特待生制度合格、2006年卒業生代表として答辞を行う。
大阪の梅田にある日本料理店に就職し、日本料理を学ぶ。
2007年マルカワみそ入社。
2015年福井県最年少でみそ一級技能士合格(国家資格である技能検定制度)
NHK文化センター様 味噌作り教室の年間認定講師

これからも健康に貢献出来る商品作りを続けてまいります。