混ぜるだけのカンタンレシピ。おから味噌の作り方(2018年1月29日レシピ改定)
大豆を煮る手間なし。手作りおからみその作り方
皆様、こんにちは。今回も『みそちゃんねる』の時間がやってまいりました。
今回お伝えするのは、手作りおからみその作り方。皆様、おから味噌ってご存知でしょうか?おからでカンタンにお味噌が作れるんですよ。
おから味噌とは?
おからとは豆腐を作る時に大豆を絞る工程があるのですが、その絞った時に余ったものがおからです。卯の花ともいいます。
食物繊維などを多く含んで健康食品の一つでもあります。
しかし、豆腐を作る際に大量に発生するのと、日持ちがしない特徴があり、殆どが食品廃棄物として捨てられてしまうのです。
『食べものを捨てることは、いのちを捨てること。』もったいないですね。そのおからを有効活用してお味噌ができます。
しかも、お味噌を作る時と違い、大豆を煮る手間がなくて、混ぜるだけでできる利点があります。
用意する材料・レシピ
こちらで約2kgのお味噌が出来上がります。
容器などは木桶以外でも、プラ容器やホーロ容器、カメなどでも問題ございません。
仕込む容器によってお味噌はどう違うのか?という情報をまとめた記事もございます。よろしければご覧くださいませ。
おからみその手順その1 麹と塩を混ぜ合わせて塩きり麹を作る
手作り味噌の作り方と非常に似ています。麹と塩とおからを均一に混ぜないといけないのですが、3つを同時に混ぜ合わせるとムラができてしまいます。その為にまずは、パラっとした特徴を持つ麹と塩を混ぜ合わせます。
また、お塩や米麹の塊などがありましたら、予めほぐしておきましょう。
手順その2 おからと豆乳を混ぜ合わせます
次におからと豆乳を混ぜ合わせます。大豆で作る場合は大豆を煮て潰さないといけませんが、おからみその場合はその手順が省けます。
お味噌をたくさん仕込まれる方はおから味噌で作られた方が便利かもしれませんね。
手順その3 混ぜ合わせたお味噌を団子にして詰めていきます
そして、混ぜ合わせたお味噌を団子状にします。そして、空気を抜きながら詰めていきます。
お味噌は空気に触れるとカビも生えてしまいますし、酸化と申しまして、品質も劣化してしまいます。なるべく空気に触れないようにグッ、グッ、と押し込んで詰めていきましょう。
手順その4 重石をして熟成できるまで保管します
最後の手順は桶に重石をして出来上がりまで保存しておきます。
約10ヶ月~1年ほど寝かして出来上がります。出来上がりが楽しみですね。
出来上がったお味噌はどのような形になっているのか?
この記事を投稿している時は2017年11月頃ですが、2017年の3月に仕込んだお味噌があります。
ひと夏は超えたものの熟成がまだ若いのですが、以前仕込んだお味噌を開封してみました。
カビも少し生えているのですが、取り出して見ると明るめの色あいのお味噌がでてきました。
私的にはお皿にのせてある色味がもっと栗色になった方がお味噌のコク味がでておすすめです。
しかし、この状態でも食べれないことはないです。さっぱりした風味が特徴ですよ。
この色味ですと、少し塩気が強いように感じましたが、美味しいお味噌になっていました。
おから味噌の魅力。伝わりましたか?
お味噌は大豆と塩を使ってできるものですが、このように、おからでもお味噌を作ることはできます。
また、ひよこ豆を用いてお味噌を作ることもできます。いろんな種類のお味噌を紹介しているのは、少しでも発酵食品の魅力をお届けしたいな。と思っているからです。また、おからって産業廃棄物で処理されてしまうのですが、体にもよくて、大豆を煮る手間もなくなるので、忙しい方や沢山作られる方はぜひ一度作ってみてください。また不定期ですが、お味噌にまつわる記事を更新していきますね。
作ってみて感じたこと&よくある質問
- おから味噌は大豆のかわりに、おからと豆乳を混ぜ合わせたものという認識でいいですか?
⇒はい。そうです。大豆は煮て潰さないといけませんが、おからと豆乳を混ぜてお味噌ができます。 - 桶の熟成したものは無いのですね?
⇒まだ、この動画のときには出来上がっていません。しかし、透明容器のような経過になると思います。 - お味噌にカビが生えたらどうしたらいいのですか?
⇒手作り味噌のカビについてまとめた記事がございます。