地元福井が生んだ打豆!大豆のうま味が特徴の玄米お粥の作り方

大豆のダシが決め手!打豆玄米おかゆの作り方

皆様、こんにちは。今日も味噌ちゃんねるの時間がやってまいりました。今日は体調がすぐれない時に作るお粥を『打豆』でひと工夫してみます。

体調が良くない時ってなにも動きたくないですよね、しかし、体力を浸けるためにも何かを食べないといけない、そんな板挟みがありますよね。そんな時は大豆パワーで、簡単元気ゴハンをつくりましょう。

それでは今回も行ってみましょう!!

打豆お粥の材料・レシピ

  • 玄米ゴハン 1杯分
  • 塩 少量
  • 越前打豆 適量
  • 粉末昆布 適量
  • 梅干し 1個

このような具材にしました。
もちろんお粥なので、いろんな具材を入れてもおいしくなります。また、打豆は大豆のうま味がでますので、植物性の美味しさたっぷりになりますね。

今回は粉末昆布があったのでそれを使ってみました。

越前打豆について

皆様、打豆という食材をご存知でしょうか?打豆は地元福井が誇る伝統食材なのです!!!
水に浸漬した大豆を石臼の上で潰して乾燥したものです。

こちら、地元の福井県では古くから大豆の保存食として愛用されております。また、福井の名所の一つに永平寺があります。その禅宗の修行僧は食事制限や仏教の戒律があります。その時にこの打豆で精進ダシをひいていました。

打豆の特徴の1つに『大豆が10分位で煮える』という特徴があります。大豆が早く煮えるということは大人数の調理がスムーズにできたり、時間が無い時も簡単に大豆料理が作れます。素晴らしいですね♪

マルカワみその打豆は昔ながらの作り方で、今でも石臼にて潰して仕上げています。そして、材料は北海道の有機大豆を使用しているため、風味が違います。

打豆お粥の作り方 

お粥を作るために水をはり、打豆、ゴハン、塩、粉末昆布と味付けをしていきます。

お粥というのはシンプルがゆえに奥が深いのですが、時間が無い時or体調が良くない時ということを想定して、テキトークオリティで作っていきます。

ここでのポイントは1つです。10分位煮て打豆に火を通しましょう。

できあがりました!!

ぐつぐつ煮えてきましたら、梅干しを添えてできました。

食べたら熱い!!しかし美味しい!!!

出来立てのお粥は熱いです。しかし、身体がホッとする優しい味でサイコーでした。

大豆もすぐに煮える福井が生んだスーパーフードを皆様も一度試して見てください。

作ってみて感じたこと&よくある質問

  • おかゆ以外のレシピは?
    ⇒シンプルにおみそ汁やカレーなどに入れてもGOODです。
  • 福井にいるけど打豆って知らなかったよ?
    ⇒20代、30代の方は確かにどんどん郷土食離れが起きてしまい、そうかもしれません。しかし、お父さんやお母さん世代はほとんど知っております。
  • 精進ダシってなに?
    ⇒動物性のモノを使わない植物性の具材を煮込んでうま味をとるダシの一種です。打豆などは大豆のダシがとれますよ。
  • 今回はやたらと打豆を推していますが、ステマですか?
    ⇒ステマと言われるとそうなのかもしれませんが、この動画を作った動機は純粋に『愛する福井の先人たちの知恵がつまったこんな素晴らしい商品があるんだ!』という気づきから作りました。また、打豆の良さを広めていかないと若い方が知らずに、また次の世代にバトンパスされてしまうのが、少し寂しいと感じたからです。
この記事は 河崎紘徳(かわさきひろのり) が書きました
高校卒業後、日本料理の勉強がしたいと思い辻調理師専門学校入学。
日本料理特待生制度合格、2006年卒業生代表として答辞を行う。
大阪の梅田にある日本料理店に就職し、日本料理を学ぶ。
2007年マルカワみそ入社。
2015年福井県最年少でみそ一級技能士合格(国家資格である技能検定制度)
NHK文化センター様 味噌作り教室の年間認定講師

これからも健康に貢献出来る商品作りを続けてまいります。