30秒で作れる!!ダシがなくてもサッパリ美味しい醤油麹お吸い物の作り方

30秒で作れる!!ダシがなくてもサッパリ美味しい醤油麹お吸い物の作り方

皆様、醤油麹のお吸い物を頂いたことがございますか?
醤油麹のお吸い物は非常にさっぱりとしていて美味しいです。醤油の旨味と麹によって軽やかな香りになっております。手順は簡単です。お湯を注ぐだけなので30秒で出来てしまいます。

醤油麹のお吸い物の最大の特徴はダシを使用しなくても美味しいお吸い物ができること。
朝起きて時間がない時や、急な来客でおもてなしのために、料理にそんなに時間をかけれない…!そんな時にこの醤油麹のお吸い物は大活躍します。化学調味料や味の素を一切使用してないので、サッパリとした味になります。
それではそんなステキな発酵食品を満喫できるレシピの紹介をしてまいります。

醤油麹のお吸い物のレシピ・分量

醤油麹の材料、レシピは下記の様になります。

  • 醤油麹 16g(大さじ一杯)今回は手作り醤油麹を用意
  • お湯 160cc
  • 車麩 半分 
  • 乾燥カットわかめ 少々

お味噌などでタレを作る場合は『黄金率』というのがございます。
その黄金率は『10倍希釈が一番美味しい』ということです

理由は味噌、醤油などの発酵食品は塩分が入っておりますが大体塩分量は10%以上でございます。マルカワみその味噌で説明すると味噌の塩分は12%前後の商品が多いですし、醤油麹の場合は9%ほどです。
なぜ、このようなことを説明したか?といいますと人間が美味しい!と感じる塩分量は0.9%なのです。これは人間の体液(生理食塩水)が0.9%なので、それに近い食塩水を口に含むと『おいしい』と感じて人間の脳に『満足感』や『快適さ』を感じるのです。

人間は性別からご年齢、生まれ育った環境が各々違うので、味の好みはどうしても主観になります。しかし、大まかな目安で10倍に希釈してから、風味を調整されるとその人にとってのお好みの風味になります。醤油麹も10倍希釈で一度お楽しみ下さいね

調理作成時間たったの30秒!お湯を注ぐだけで醤油麹のお吸い物が完成

それでは材料を確認しましたら、醤油麹のお吸い物を作ってまいりましょう。
まず、カットしたお麩やワカメを入れて行きます。今回は30秒で作れる!と言い切ってしまったので、少々焦りながら作ってしまいました(汗)

予め沸かしておいたお湯を注ぎます。今回はワカメとお麩だけのダシなしのお吸い物でございますが、もちろん、鰹節や煮干し粉末などを入れたり、ゴマや三つ葉みじんなど具材のアレンジをしても美味しくなります

醤油麹のお吸い物の大切なポイントは醤油麹を10倍のお湯を注ぐ!ということです。醤油麹が10gでしたら、お湯は100gですね。大切なので2回言いました♪

醤油麹の熟成された旨味がたっぷりなので素材の美味しさが活きてきます

醤油麹のお吸い物は化学調味料はもちろんのこと、ダシさえも使っていないので、素材の風味が活かされたサッパリとした中に奥行きのある風味が特徴です。
美味しい料理は手間暇かけないと作れないかもしれませんが、発酵食品のパワーを使うとこのように、素材の風味が際立つ上品な仕上がりになります

どうしても味噌汁が作れない日や疲れていてホッと一息したい時には麹パワー満載の醤油麹のお吸い物が最適かもしれません。
皆様もぜひ一度お試しくださいね♪

今回使用したマルカワみその材料たち

今回は手作り醤油麹で作りました。麹選びは玄米麹と白米麹はどう違うの?という記事を御覧頂いて麹選びの参考にして醤油麹のお吸い物を作っていただくといいかもしれません。

私個人のオススメはお醤油と素材の風味を活かしたいので、自然栽培の白米麹を使用しました。

また、今回は車麩を使用しましたが、おつゆふやもち麩をお使い頂いても美味しく出来ます。

醤油麹の関連材料の商品販売ページ

この記事は 河崎紘徳(かわさきひろのり) が書きました
高校卒業後、日本料理の勉強がしたいと思い辻調理師専門学校入学。
日本料理特待生制度合格、2006年卒業生代表として答辞を行う。
大阪の梅田にある日本料理店に就職し、日本料理を学ぶ。
2007年マルカワみそ入社。
2015年福井県最年少でみそ一級技能士合格(国家資格である技能検定制度)
NHK文化センター様 味噌作り教室の年間認定講師

これからも健康に貢献出来る商品作りを続けてまいります。