ご家庭でも手作り即席みそ!簡単みそまるの作り方

ご家庭でも手作りで即席みそ!!味噌玉みその作り方

皆様、こんにちは。
今回も『味噌ちゃんねる』の時間がやってまいりました。

今日はですね、ご家庭でも簡単に作れる味噌玉みその作り方を紹介してまいります。

味噌玉みそは『兵糧丸(ひょうろうがん)』と呼ばれて戦国時代の携帯保存食として活躍していました。
これを飲むと戦国時代のロマンと智慧がたっぷり詰まっています。歴史好きな方はこれを飲んで現代という戦国の世を駆け抜けていきましょう!

最近はミソガールという味噌をこよなく愛する方が『みそまる』と呼んでいることもあります。

即席味噌玉の作り方・レシピ

上記のようなレシピで今回は作ってみました。

今回は、玄米みそと白米のお味噌を混ぜあわせて作ってみました。玄米と白米みそはどう違うの?と特徴をまとめた記事もございます。気になる方はご覧くださいませ。

また、粉末の昆布を混ぜあわせましたが、かつお節や煮干し粉末を混ぜあわせても美味しくなります。もちろん、出汁なしでも1年寝かしたお味噌は美味しいです。

具材も色々と調整できますので、お好みの具を入れてください。豆腐などは痛みやすいのでNGです。火を通すとある程度、日持ちが良いものがいいです。

下処理でネギを細かくカット&炒めていきます

最初に、ごま油をフライパンで温めてネギをカットしていきます。
長ネギみじんなどがみそ汁などにした時にカッコいいのかもしれませんが、自分不器用ですので、サイズが大きくなってしまいました。

ネギが透明になりましたら、出来上がりの目安です。また、ネギだけでなく、みそ汁の具材になりそうなものでしたら、何でもOKです。

炒めたネギやみそ、粉末昆布を混ぜあわせます。

粉末昆布やお味噌、具材をボールに移し、混ぜあわせます。
この時の混ぜあわせが不十分ですと、味にバラつきが生じますのでしっかりと混ぜ合わせて下さい

ガスバーナーやコンロで火で混ぜあわせた味噌を炙ります

次に混ぜあわせた味噌をコンロの火で炙っていきます。
IHなどの方はガスバーナーなどで火を入れて下さい。今回の味噌のヴィヴァルディは少しお味噌の中でも粘性が柔らかめなので、若干焦げ目がつくくらい長めにしました。この部分はお好みになります。長く火にかけると、焦げやすいですが、香ばしくて乾燥します。少しのあぶりですと、生タイプのような味噌汁をお楽しみできます。

このように味噌を炙ることによって、味噌を乾燥させることと香ばしい香りとうま味を出すことが出来ます。

兵糧丸ができたでござる!ラップで包んで冷凍保存するでござる!

このように、戦国時代を彷彿とさせる兵糧丸こと即席味噌玉みそ汁ができました。
冷凍保存も可能でございます。半年位日持ちしますので、遠足やピクニックの時、朝ねぼうしてしまった時などに最適です。

お椀一杯160ccに対して味噌は16g程使用します。そのため、小分けする時は15~16gを目安に小分けするとちょうど一杯分になるのでいいかもしれません。

しまった~!寝過ごしてしまった~!そんな時は兵糧丸だ!

う~ん。ムニャムニャ………
はっ、いけない!もうこんな時間!(いかん!もう時間がない~(汗))

そんな時ってありますよね。そんな時でもみそ汁を飲んでおきたい!そんなみそ汁好きなあなたには味噌玉みその出番です。

お湯に溶いて簡単に出来ます。
最高に美味しいお味噌の出来上がりです。

う~ん。最高に美味しいぞ!

みそ汁をいただくと非常に美味しいです。
時間とお金と手間暇込めた料理だけが素晴らしい料理ではありません。限られた時間で、工夫して頂くみそ汁も最高です。

ごま油と味噌の香ばしい香りが最高です。今回は少しお湯を多めに足してしまった感がありますが、薄い味を好まれる方でしたら、このような分量と味付けも美味しいです。

よくありそうな質問&作ってみて感じたこと

  • 保存法ってどうなるの?
    ⇒ネギが入っているので冷凍や冷蔵保存をオススメします
  • 焼かなくても良くない?
    ⇒昔は冷蔵庫がない時代に水分を飛ばして乾燥させたのが作り方の由来なのです。また、炙ることによって、香ばしい香りとうま味がでてきますよ。
  • お弁当に使えるの?
    ⇒もちろんです。ラップなどにくるんでお湯を注げばOKです。カットわかめなども予め混ぜておいても大丈夫です。
  • 具材なしでもいいの?
    ⇒問題ございませんよ。1年寝かした天然醸造のお味噌ですと、ダシが無くても美味しいです。
  • インスタントの作り方を教えたらインスタントみそ汁の商品が売れなくない?
    ⇒確かにそうかもしれませんが、マルカワみそが一番追い求めて行きたいものは商品や売上でなく、『人の温かさ』や『お味噌を通じての健やかさ』なので問題ないですよ♪

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この記事は 河崎紘徳(かわさきひろのり) が書きました
高校卒業後、日本料理の勉強がしたいと思い辻調理師専門学校入学。
日本料理特待生制度合格、2006年卒業生代表として答辞を行う。
大阪の梅田にある日本料理店に就職し、日本料理を学ぶ。
2007年マルカワみそ入社。
2015年福井県最年少でみそ一級技能士合格(国家資格である技能検定制度)
NHK文化センター様 味噌作り教室の年間認定講師

これからも健康に貢献出来る商品作りを続けてまいります。