【味噌マガ】冷めた味噌汁でなく“冷やし“味噌汁 

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■当たり前のことをいつまでも当たり前に…

越前有機蔵マルカワみそ
【味噌マガ】冷めた味噌汁でなく“冷やし“味噌汁

蔵の菌と共に夢を醸す”味噌マガ”

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味噌マガ読者の皆様
こんにちは。マルカワみその河崎紘一郎です。

8月に入りましたが、いかがお過ごしでしょうか?
こちら福井では、梅雨も明けて、毎日うだるような暑さが続いています。
温暖化の影響でしょうか。年々、気温が上がっているように感じます。

そんな「暑さ」で思い出されるのが、1976年から始まり、約40年間連載された『こちら葛飾区亀有公園前派出所』、200巻まで続いた通称『こち亀』です。
主人公の両津勘吉さんが、時代ごとの暑さをこう表現していました。

第6巻(1977年)
両さん「30度だって? 冗談じゃないよ、まったく!」「寺井、近寄ると暑い、あっちへいけ!」

第81巻(1992年)
両さん「それにしても暑すぎるぞ」
中川 「34度ですよ、今」

第148巻(2005年)
気温38.5度で「クーラーが効かない」と両さんが汗だくに。

昔は30度で大騒ぎしていたのが、35度を超え、今や40度近くの時代になりました。
日射病という言葉は熱中症にかわり、あらためて気候や時代の変化を実感します。

今回は「冷やし味噌汁」というテーマでお届けします。
どうぞ、最後までお付き合いくださいませ。

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◆冷めた味噌汁でなく“冷やし“味噌汁

鉄人みたいな両津勘吉さんでさえ、汗だくになるようなこの暑さ。気温は漫画のようにコントロールできませんし、これからも毎年、災害レベルの酷暑が続くかもしれません。特に今年は雨が少なく晴れが続いています。

そんな中で気をつけたいのが「熱中症」です。
外に出ると、タラタラと汗が止まらず、アスファルトの照り返しで体感温度はさらに上がります。
小さなお子さんや飼い犬たちは地面に近いため、大人よりも強く熱を感じている可能性があります。
犬も熱中症になると、激しい口呼吸やぐったりしてしまうこともあるそうです。

また、汗をかくと水分だけではなく、塩分も失われていきます。
夜も寝苦しく、疲れがとれないまま朝を迎えると、食欲も落ちてしまい、夏バテの悪循環になりがちです。

そんなときこそ大切なのは「自分で変えられる工夫をすること」です。
服装や室温の見直し、水分補給、食事の内容など、身近な生活習慣を見直すだけでもずいぶん違います。

今回のメールマガジンでは、夏を元気に乗り切るための「食の工夫」「水分補給」の選択肢のひとつとして、『冷やし味噌汁』をご紹介させてください。

冷製スープといえば、洋風のイメージがあるかもしれません。
また、「冷めた味噌汁なんて美味しくない!」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

でも今回ご紹介する『“冷やし”味噌汁』は「冷めた味噌汁」とは別物です。
ちょっとしたコツをおさえるだけで、夏の心強い味方になります。

昔から「味噌汁一杯三里の力」と言われるほど、味噌汁から得られるパワーは伊達でなく、無限大です。

水分と一緒に、ナトリウムやミネラルが摂取でき、食欲が落ちている夏場でも、加熱によってかさが減った野菜を味噌汁から摂ることで、無理なくバランスのよい食事になります。水溶性ビタミンがムダなく補給できる点も見逃せません。

冷やし味噌汁のコツは2つあります。

1つ目は、お味噌の選び方です。
熟成期間の短い、淡色系の味噌よりも、10ヶ月ほど寝かせた茶色味がかかった味噌を使うのがおすすめです。長期熟成により、味噌自体に力が生まれ、味噌汁を冷やしたときに日本酒のようなキレが出るため、味の奥行きが違います。

2つ目は、味噌の溶かし方です。
これは味噌汁を作るうえで基本となるポイントでもありますが、味噌は必ず“火を止めて”から溶いてください。そして、粗熱をとってから冷蔵庫で数時間冷やせば、冷やし味噌汁の完成です。

味噌汁は組み合わせる出汁の種類によっても、表情が変化します。出汁が効いた味噌汁は、冷やすことによりキレがぐっと増します。市販のだしでも構いませんが、暑さを吹き飛ばしたいときや、気分をリフレッシュしたいときには、かつお節がオススメです。
もちろん、かつお節を煮出して丁寧に出汁を取るのも良いですが、もっと気軽にできる方法があります。
それは、仕上げに”ひとつまみ”のかつお節を加えることです。これだけで風味が変わります!

シンプルなようで、工夫次第でとても奥深い「冷やし味噌汁」。
夏バテ予防にもぴったりですので、ぜひ一度お試しください。

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古畑に 花を添えるよ 今泉

以前、田村正和さんの逝去をきっかけに「古畑任三郎」の再放送がありました。リアルタイムで放送された当時、我が家では母と自分たち姉弟が部屋で横になりながら、そのドラマを見ていました。

自分が大人になり、改めて放送を見ると、セットや映像は少し“古さ”を感じるものの、物語の展開や役者さんの演技力は素晴らしく、色褪せていない名作でした。

「えっ、この後、どうなるの?」というドキドキ、ワクワクの期待感が、相も変わらず胸を掴みました。

田村正和さんは特番が組まれるほどの大スターです。ドラマ「古畑任三郎」では知性と魅力にあふれながらも、クスッと笑えるコミカルな演技を持ち合わせていました。

「ええと、ですね…」
独特の間と口調、そしてその空間が『田村正和』ワールドそのものでした。 小学生の自分も、大人になった今も、ぐっと引き込まれてしまいます。
そういえば自分を含めた同級生のみんな、モノマネしていたなぁ…。

大人になってから見た再放送で気づいたことがあります。
それは注目したのが、花形の古畑任三郎(や犯人役)だけではなかったということ。
一番興味があり、目で追っていたのは「今泉慎太郎」さんでした。

古畑さんから「今泉くん!」といつも注意され、間の抜けた、おでこの広い三枚目のキャラ。小気味のいい演技や西村まさ彦さんのお人柄が醸し出されるからこそ、俳優『田村正和』さんの魅力がより一層引き立つのだと感じました。

スポットライトが当たる主演。しかし、その輝きは名脇役があってこそ。
『古畑任三郎』の田村正和さんが放つ存在感は圧倒的ですが、今泉慎太郎という脇役がいるからこそ、その魅力がより際立ち、いい作品になると感じました。

子供の頃はスターや主役にしか目が行き届きませんでした。しかし、小学生の自分より、人生経験を積んだ今は、少しだけ周囲に目がいく変化を感じるようになりました。
この見方を仕事に活かせるように精進していきます。

長文を最後までご覧いただき、ありがとうございます。
次回の味噌マガもお楽しみに。

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