生産者サンライス有桟の会 浅野雄祐様
マルカワみその自然に対する考え方
農地に撒かれた農薬や化学肥料は大豆や米などの農作物が吸収し、そしてそれは人間の口に入ってきます。また除草剤などは、田んぼに水を張り、そこに撒き、田植え直前に水を川に流して田植えを行います。
川に流された除草剤、それはサリンの500倍もの毒性のあるダイオキシンを含むと聞いております。海へと流れて行き、食物連鎖で水産物・海産物に濃縮されて再び人間の口に入ってきます。こういったものはなかなかすぐには浄化・分解されません。
何十年という年月と時間が必要になります。この悪循環を変えない限り、人間の健康は蝕まれ、土・空気・水は汚染され続けます。日本の輝かしい未来は想像しにくいです。人間と自然が共生できるのは、自然農法でしかありえなのではないか。
『たった一杯の味噌汁が日本の未来を変えていく』
今の私には日本の農業を変えるとか、日本の自然を守るとか、そんな大きなことは出来ません。しかし、小さなことなら出来る。私は味噌屋なので有機の味噌なら作ることが出来る。
ただ単にビジネスとして味噌を作るだけでなく、それ以上にこの有機みそには『生命価値』と『環境価値』という意義があり、価値があり、値打ちがあり、やりがいがある、このことが私には見えてきたのです。『たった一杯の味噌汁が日本の未来を変えていく』と私は思います。