【味噌マガ】商品の価格改定のお知らせ
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■当たり前のことをいつまでも当たり前に…
越前有機蔵マルカワみそ
【味噌マガ】商品の価格改定のお知らせ
蔵の菌と共に夢を醸す”味噌マガ”
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味噌マガ読者の皆様
こんにちは。マルカワみその河崎紘一郎です。
今年もあと１か月ほどになりましたが、いかがお過ごしでしょうか。時間が経つのがとても早いと感じています。皆様にとっては2025年はどのような年でしたでしょうか？
今回は「商品の価格改定のお知らせ」というテーマでお届けいたします。
どうぞ、最後までお付き合いくださいませ。
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◆商品の価格改定のお知らせ
日頃より弊社の商品をご愛用いただき誠にありがとうございます。
創業からここまで商いを続けてこられたのは、ひとえに皆さまからの変わらぬご支援の賜物と、心より感謝申し上げます。
実は、皆さまに大切なお知らせがございます。
大変心苦しいのですが「2025年12月1日」より、商品の価格を改定させていただくこととなりました。
ご承知の方も多いかと思いますが、『令和の米騒動』と報道されるほど、国産米を取り巻く環境は急速に変化しております。
北陸・福井は、全国でも屈指の米どころです。皆さまにも馴染み深い「コシヒカリ」の発祥の地は福井県なのです。
私どもは、自然豊かなこの地でお米をふんだんに使ったお味噌をつくり続けてまいりました。
その福井でも、昨今の米騒動の影響は避けられず、私どもが使用する国産の有機米も例外ではありません。
また、価格の高騰に加え、天候不順や生産量の減少など、原料そのものを安定して確保することが難しい状況となっております。
農業が抱えるさまざまな課題と真剣に向き合う中で、弊社がこれまで大切にしてきた方針のひとつに、生産者の方々と直接の「顔の見えるお付き合い」があります。
「この方が手間ひまを惜しまず育ててくださった原料です」と胸を張って言えるように、可能な限り直接取引によって関係を築いてまいりました。
その理由は、農家さんが再生産できるだけの適正な価格で買い支えることが、「安心できる原料の確保」と「長く続く農業」につながると考えているからです。
農薬や化学肥料に頼らずに原料を育ててくださる農家さんは、優れた栽培技術だけでなく、共通の想いを持っています。
それは『かけがえのない自然を、次の世代に残したい』という願いです。
流した汗が正当に評価される適正価格と仕組みがあってこそ、丁寧な栽培や品質向上への意欲が生まれます。そして、その意欲こそが、お金では買えない自然を守り続ける力になると、私たちは信じています。
私たちも、そうした農家さんの思いが詰まった原料と誠実に向き合い、これまでも、そしてこれからも、精一杯味噌づくりに励んでまいります。
今回の価格改定は「お客様にご満足いただける品質をこれからも誠実に守り続けるため」の心苦しい判断でございます。
お客様にもご負担をお願いすることになり、大変心苦しく、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
これからも「醸造は人なり」という言葉を胸に、誠実に味噌づくりと向き合ってまいります。
皆さまからのご理解と温かいご支援を今後とも賜れましたら幸いに存じます。
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編集後記 今年一年ありがとうございました
メルマガをご覧いただいている皆さま、今年も一年、本当にありがとうございました。お客様の変わらぬお引き立てのおかげで、私たちは今年も変わらず、味噌づくりに励むことができました。
仕込みの手を動かすたび、トラクタに乗るたびに、皆さまのお顔や食卓を思い浮かべ、精一杯励みました。
例年ですと、「今年の漢字」や季節の話題を交えながら一年を振り返るところですが、今回は大切なお知らせをお伝えして、12月号を締めくくらせていただきます。
激動の変わりゆく時代のなかでも、お客様のもとに、味噌がそっと寄り添える存在であり続けられるよう、これからも一歩一歩、歩んでまいります。
どうか来年も、変わらぬお付き合いをいただけましたら幸いです。
長文を最後までご覧いただき、ありがとうございます。
次回の味噌マガもお楽しみに。
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