【味噌マガ】おふくろの味。浮かぶ料理は?

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■当たり前のことをいつまでも当たり前に…

越前有機蔵マルカワみそ

http://c.bme.jp/17/1527/5/557

【味噌マガ】おふくろの味。浮かぶ料理は?

蔵の菌と共に夢を醸す”味噌マガ”

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味噌マガ読者の皆様

こんにちは
マルカワみその河崎紘一郎です。

11月になりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
2023年もあと60日ほどになりました。
光陰矢の如し。時間が経つのは早いですね。

2023年11月のメールマガジンを配信させていただきます。
お楽しみいただけたら幸いでございます。

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◆おふくろの味。浮かぶ料理は?

突然ですが、ひとつお尋ねしたいことがあります。

『おふくろの味』

この言葉から連想される料理はどのようなお品でしょうか?

たまご焼き、肉じゃが、カレー、野菜炒め、お味噌汁。
そのほかにも様々な料理がありますよね♪

おふくろの味は各家庭の味でもあり、手料理ならではの温かさを感じます。
例えば「野菜炒め」でも、キャベツの代わりに白菜を入れる野菜炒めや、味噌にソースを混ぜて味付けをする野菜炒めなど、同じメニューでもその家庭によって違いがありますよね。

使用する調味料も「我が家はこれ!」
「これでないとウチの味が出せない」
「ほかの醤油やお味噌ではだめなの」
といったこだわりがあるかも知れません。

各々のご家庭の料理から「そういえば、こんな〇〇があったなぁ」と、幼少期のいろんな物語や思い出が浮かぶこともあるのではないでしょうか?

しかし、近年「おふくろの味」という言葉は差別(母親=料理をする人、という固定概念や偏見の増長)の対象となっているようです
一昔前のプロポーズには「僕のために味噌汁を作ってください」という言葉がありましたが、今は時代錯誤なのかも知れませんね。

そのため、ここでのおふくろの味は「幼少期に経験した家庭料理、もしくはそれを想起させ、郷愁・懐古といった感情を誘う料理のこと」と定義します。
この定義については大分醤油メーカーの経営者さんの考え方を参考にしました。

戦後、日本の社会情勢は大きく変化し、多様性のある価値観が生まれた昨今は女性や料理の役割が大きく変わっていきました。
それに伴い『おふくろの味』がパックされた「ふくろの味」にシフトしつつあるように私は感じます。

そこで一つご提案なのですが、『手作り味噌』をつくってみませんか?

手作り味噌は正真正銘『おふくろの味』であり、単なる調味料としてだけでなく、作った思い出も形になるものです。
同じ原料、同じ日時、同じ鍋で大豆を炊いて一緒に仕込んでも、持ち帰った各家庭でそのお味噌の味は違ってくるのです。
発酵の不思議であり、魅力の一つですね♪

「母親は台所」
そのような昭和の価値観を尊重したいのではなく、多様性のある令和だからこそ、あえて手作り味噌を作ってみると、新しい発見があるかもしれません。

『故きを温(たず)ねて新しきを知る』ですね。

これから気温が下がるにつれて手作り味噌のシーズンになります。
興味のある方はHPに遊びに来てくださいね♪

毎日毎日仕込みを行っておりますが、品切れが目につくこともあります。
なるべく早めの材料準備、ゆとりをもった仕込みをお勧めいたします。

『おふくろの味で活躍する重要な存在はお味噌』
歴史性、地域性の高い味噌という存在が、いつの時代でもどんな世代でもそのような存在であるといいなと感じました。

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子供叱るな来た道だもの 年寄り笑うな行く道だもの
(引用句 本山 常照寺)

私事で恐縮ですが、11月の誕生月を迎え「衰えた」と感じることがあります。
気持ちではまだまだ老け込むつもりはないのですが、身体能力は10代、20代の頃と違っていることを実感しています。

疲れや怪我の治りは遅くなり、髪の毛は抜け、かわりに白髪が増えるようになりました。最近は肩の上がりが芳しくありません(汗)

そこで、誕生月を迎えた新しい自分のテーマは「練」です。
練習、練磨、試練、洗練。
練には繰り返し繰り返し行い、質を良くするという意味があります

人気アニメ映画でも「その闘気、練り上げられている。至高の領域に近い」
というシーンもありました。

そこで「老い」を練り上げてみる。老練。
このことに挑戦してみます。
この挑戦は自分の考え方の枠組みを大きく変える取り組みでもあります。

そのきっかけは20代の頃に福井マラソン(ハーフマラソン)に参加したことです。
残り10km。
ランナーならば体力的にも辛い時期です。
私も足取りが重く、息もハァハァと呼吸が乱れ、足が上がらなくなりました。

その時、60歳以上のランナーさんが軽々としたフォームと走りでひょい!と私を追い抜き去りました。

体力的には20代の自分の方が有利なはずなのに…。
このおじいちゃんはすごい。
心の中でそう感じました。

年齢を重ねても足の早いシニアランナーは数えきれないほど存在します。
50代、60代からマラソンを始めても練習すると記録が伸びるのですね。

持久力、精神力、トレーニング、ペース配分。
私を軽々と追い抜いたランナーさんは練り上げているからそのような走りができるのだと感じました。

一年一年、そして一日一日を丁寧に生きてみよう。
このような考え方は10代、20代の時にはありませんでした。
年齢を重ねていき、身体の衰えを感じた自分だからこそ、時間が経つのがとても早いと感じる今だからこそ、この考えを練りたいです

『歳を取るのではなく、歳は重ねる!』

そんな事を意識して頑張ってみます。
最後までご覧くださり誠にありがとうございます。

次回の味噌マガもお楽しみに。

この記事は 河崎紘徳(かわさきひろのり) が書きました
2007年マルカワみそ入社。
2015年福井県最年少でみそ一級技能士合格(国家資格である技能検定制度)
味噌屋の息子として産まれ、世の中の方々に有機のみそ、自然栽培のみその
”素晴らしさ”、”美味しさ”、”楽しさ”を
広めていくのが私の使命だと思い、お客様のため一生懸命、麹作り、甘酒作り、味噌作りに励んでおります。

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