【味噌マガ】これからの梅雨に発酵食品が大活躍!?

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■当たり前のことをいつまでも当たり前に…

越前有機蔵マルカワみそ
【味噌マガ】これからの梅雨に発酵食品が大活躍!?

蔵の菌と共に夢を醸す”味噌マガ”

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味噌マガ読者の皆様
マルカワみその河崎紘一郎です。

こちら福井では、初夏の訪れを告げる「福井梅」が、スーパーや市場に並び始めました。
福井梅は、江戸時代から栽培されている福井県・若狭地方の特産品です。やや値が張りますが、種が小さく、果肉が厚いのが特長で、全国的にも高く評価されている良質な梅なんですよ。

「梅といえば、やっぱり紀州・和歌山」そう思う方が多いかもしれませんが……
地元びいきの私としては、あえて「福井の三方梅(みかたうめ)」を推します。ちょっと人と違う選び方をしたい方や、「通」な楽しみ方をしたい方は、ぜひ一度召し上がり、そして推してください。
「梅といえば福井梅が美味しかったよ」と。食にこだわる方はきっとニヤリとするはずですよ。

また、実は梅干しは購入するととても高価です。さらに近年は、原材料が「梅と紫蘇と食塩のみ」で漬けられた梅干しが少なくなってしまいました。手間暇はかかりますが、愛情を込めて自分で漬けると、市販の梅干しでは物足りなくなるほど、美味しく仕上がります。

私は、近年、叔母から手作りの梅干しをいただき、夏を元気に過ごしています。叔母の愛情と、梅パワーのおかげでしょうか。ここ数年は、脚がつることもなく、農作業を乗り切っています。

福井梅は、梅干しや梅酒に仕込むと、とても風味豊かに仕上がります。
「今までの梅干しや梅酒は、なんだったんだろう?」と感じるほど。
抜群に美味しくて、本当にオススメです。もしお近くで見かけたら、ぜひ一度手に取ってみてくださいね。

『手作りは最高の贅沢』
最近、そんなことをしみじみと感じています。

今回は『これからの梅雨に発酵食品が大活躍!?』をテーマにお届けします。
お楽しみいただけたら幸いです。

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◆これからの梅雨に発酵食品が大活躍!?

5月にもかかわらず、全国各地で30度を超える真夏日が記録されました。岐阜県・飛騨市では、なんと35度。まるで夏本番のような暑さです。
これから梅雨入りを迎え、気温や湿度の変化が激しくなる季節になります。そうした中で体力が奪われ、体調を崩しやすくなるのもこの時期の特徴です。

そこで、元気に夏を迎えるために大切なのが、「暑熱順化(しょねつじゅんか)」です。
暑熱順化とは、体が少しずつ暑さに慣れていく仕組みのこと。日々、適度に汗をかいたり、体温調節をすることで、私たちの体は次第に暑さに強くなっていきます。
もちろん、クーラーを使って快適に過ごすことも大切ですが、冷房に頼りすぎず、体を徐々に暑さに慣らしていくことが、これからの季節を元気に過ごすための鍵となり、熱中症の予防にもつながります。
座り仕事が中心でなかなか汗をかく機会がない方や、クーラーの設定温度をこれ以上上げることに抵抗がある方は、ぜひ発酵食品の力を取り入れて、体の内側から暑さに備えていきましょう。

どうしても今の時期は下記のようなトラブルを起こしがちになります。
・食欲が落ちる
・胃腸の働きが弱まり、だるさ・疲れやすさが出る
・湿気によるカビや食中毒リスクが増える

これらの原因には、「水分バランスの乱れ」や「免疫力の低下」が関係しています。
高温多湿な梅雨は、菌が繁殖しやすい季節。しかし、少し見方を変えて、この自然条件を逆手に取り「活かす菌」と「防ぐ菌」を見極める暮らし方を意識してみると、楽しくて奥深い発酵ライフが待っているはずです。

「活かす菌」は、梅干しや味噌などに豊富に含まれる乳酸菌などです。
腸を整え、免疫力を支えてくれる存在です。

「防ぐ菌」は、人体に害をなす雑菌や腐敗菌。
冷蔵庫がなかった時代は、塩などを上手に使って抑える工夫がされてきました。

昔から梅雨時期にぬか床を仕込んできたのは「活かす菌」と「防ぐ菌」のバランスを発酵の力で整える、理にかなった暮らしの知恵だったのです。(味噌漬けもですよ…小声)

「ムシムシ、ジメジメだな~、早く梅雨が明けないかな~」そんなふうにボーッと生きていたら……チコちゃんが全力で叱りに来るかもしれません(笑)。
ちょっと立ち止まると、実はこの梅雨の時期、「発酵」というテーマと驚くほど深くつながっていることに気づきます。ボーッと過ごすのも悪くはないですが、発酵に目を向けてみると、このジメジメの季節が、実は見逃せない菌との出会いの時期なんですよ♪

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梅干しや 陽射ざしを浴びて 天照す

自分の娘に「梅干し好き?」と質問しました。
「うん、好きやで」とすぐに即答。
最近はお米を食べる人が減ってきましたが、太陽のような梅干しがこれからも和食として食卓に残ってくれるといいなと思います。

長文を最後までご覧いただき、ありがとうございます。
次回の味噌マガもお楽しみに。

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