【味噌マガ】節分の主役「魔滅の豆」について

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【味噌マガ】節分の主役「魔滅の豆」について

蔵の菌と共に夢を醸す”味噌マガ”

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味噌マガ読者の皆様

こんにちはマルカワみその河崎紘一郎です。

2月になりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
こちら福井では朝夕の冷え込みが強くなり、冬を感じております。

「冬はつとめて」

雪に覆われた景色は言うまでもなく、心を奪われます。
雪が降った日の朝はもちろん趣があるのですが、お昼どきも魅力的です。
太陽の光を浴び、まばゆいほどに輝くゲレンデのような田んぼは言葉では表現できないほどの美しさです。

しかし、温暖化の影響でしょうか?
近年は雪国の福井県でも積雪が減少しています。
ある新聞の社説には「人類は今、ゆでガエル状態」と警鐘を鳴らしています。

千年以上前、清少納言は日本の四季を美しい言葉で表現しました。
現在の状況からすると、四季がなくなる可能性もある昨今ですが、
これから先も美しい日本の風景が続いていくことを願っています。

そのためには一人ひとりの意識と行動が大切になっていきますね。

それでは2月号のメールマガジンを配信させていただきます。
お楽しみいただけたら幸いでございます。

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◆節分の主役「魔滅の豆」について

節分には大豆がつきものですが、
なぜ節分の日に大豆をまくのだろう?と気になったことありませんか。

実は、大豆による邪気払いは「魔滅(まめ)」という言葉の語呂合わせに由来しており、この風習には天道思想や太陽の象徴である大豆に宿る霊力への崇拝が結びついています。

起源は中国にありますが、大豆をまくことで邪気を払い幸運を招く風習があるのは日本だけのようです。

「魔(鬼)を滅し福を招く」という意味合いの「魔滅」。
…まるで、ある刃を持った少年マンガのタイトルですね(笑)

大豆が太陽を連想させる丸い形状をしていることから、節分は太陽の力や霊力を借りて邪気を祓い、自分自身、住居を清らかに迎えるための儀式とされています。

ちなみに、節分に殻がついたままの落花生が使用される地域もございます。
殻付きのため、食べるときも衛生的ですし、豆よりも掃除が簡単そうですね。

実は、マルカワみその農園でも落花生を育てています。
しかし、去年は水害で収穫できず、悔しい思いをしました。
今年こそはしっかりと育てたいと思っています。

皆さまの地域ではどのような豆を用意して豆まきをされますか?

マルカワみそでは、「大いなる豆」を種類豊富にご用意しております。
興味のある方はホームページに遊びに来てくださいね。

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これからは たいとうするよ AIが

AIやChatGPTが話題になりだし、数年が経ちましたね。

※AI(えいあい)とは人工知能のこと
 自動車の自動運転技術などに役立っています
※ChatGPT(ちゃっとじーぴーてぃ)とは人工知能を使ったプログラム
 会話や質問ができます

数年前、好奇心からAIやChatGPTを利用してみました。
「へぇ~」と感心して、将棋対局のAI形勢グラフ(どちらが何%で優勢か?)を遊びの範囲で楽しんだりしていました。

一昔前は、プロがコンピューターよりも強いとされていました。
しかし、今ではAIが人間を超越し、将棋以外のボードゲームでも人間は敵うことができません。それほどまでにAIはものすごいスピードで進化しています。

孫正義さんは、10年後のAIはAGI(Artificial General Intelligence)へと進化し、全人類の叡智の10倍を超えると予測しています。(2023年10月4日公演イベントにて)

話が少し変わりますが、1998年にWindows98が発表され、インターネットが各家庭に普及した当時の意見には賛否両論ありました。

「これからはインターネットの時代。情報収集に役立つようになる
「インターネットは情報の出処が不確定。信頼のある書籍には勝てない」 
「インターネットは便利」
「インターネットは危険」

あれから約25年。
AIやChatGPTも同様に様々な意見があります。

私が実際にChatGPTを使用した経験から言えることは、専門的な知識においてはまだまだです。
しかし、論理的な文章構成や新しいアプローチの可能性には驚きを隠せません。

お味噌、農業、発酵に関する質問、議論にはChatGPTの助言、意見には深みがなく、正確性に疑問が残ります。
専門家が太鼓判を押せるような、奥行きと深みのある情報にはまだ時間がかかりそうです。

しかし、機械ならではの独自の切り出し方はとても参考になります
論理的な文章も優れていて、自分の見方、引き出しが広がる事も沢山あります。

例えば「醸造は人なり」この言葉について見解を述べてください。

この質問からいろんな視点、論理的に説明された情報を知ることができました。
「別の見方がありますか?」「〇〇ということは否定的な見解もできますか?」
「より建設的な考えを掘り下げてくれませんか?」

何度も質問をして答えを深掘りしていくうちに、自分の考えをより磨き上げることができました。

人工知能と自分の考え方を混ぜ合わせ、新しい考え方を作り上げる
一昔前までは、ありえないことでした。
今は深い考え方を導き出す時にはChatGPTを使用しています

ちなみに、AIに人間が振り回されることはあってはならないと私は考えます。
人間が主役です。
その立ち位置を変えることなく、AIを通じて思考の幅が広がり、新しいアイディアや視点を発見することに人間とAIの将来の可能性を感じている今日このごろです。

長文を最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。

次回の味噌マガもお楽しみに。

この記事は 河崎紘徳(かわさきひろのり) が書きました
高校卒業後、日本料理の勉強がしたいと思い辻調理師専門学校入学。
日本料理特待生制度合格、2006年卒業生代表として答辞を行う。
大阪の梅田にある日本料理店に就職し、日本料理を学ぶ。
2007年マルカワみそ入社。
2015年福井県最年少でみそ一級技能士合格(国家資格である技能検定制度)
NHK文化センター様 味噌作り教室の年間認定講師

これからも健康に貢献出来る商品作りを続けてまいります。

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