味噌作りのベストな時期はいつ?味噌のプロが徹底解説!!

いつ、どの時期に味噌作りをすればいいのか??

結論としましては、1月から5月末までの間に仕込むのがおすすめです!!

しかし、それ以外の時期に味噌の仕込みはできないかと言うと、そうではありません。

1月から2月の仕込み!

寒とは、小寒(1月5日頃)が寒の入り、春が始まる立春(2月4日頃)が寒の明けの約1カ月までの間を言います。

この寒仕込みで仕込んだお味噌は、冬の寒い時期を越して熟成期間も長いので色が濃く、お味噌の風味が強く、旨味が強くあるのが特徴です。

食べ始めは、10月~11月頃です。

それ以外の時期に味噌の仕込みはできないかと言うと、そうではありません。

3~5月頃の仕込み!

私は4月に味噌を仕込むのをイチオシしております😊

3月~5月仕込みですと寒仕込みより、熟成期間が短く

色がきれいであり、旨味もあるお味噌になります。

食べ始めは、10月~11月頃がおすすめです。

6~8月頃の仕込み!

この頃の仕込みは、外気温が30度ありますので

温度をかけて3ヶ月で味噌にする「温醸」みそと言われる状態と似たようになります。

色がよりきれいで、味噌の香りが少なく、すっきりとした味わいになるのが特徴です。

食べ始めは、12月~1月頃です。

9月~12月頃の仕込み!

味噌の発酵というのは、品温15度からゆっくりと進んでいきます。

30度が味噌の発酵に適している温度帯です。

この時期の仕込みは十分に発酵致しません。

食べごろは、来年の6~7月頃がおすすめです。

味噌作りのスケジュール表

寒仕込みの場合、味噌が出来上がるまで約10ヶ月

味噌って出来上がるまでが時間がかかるのです。

  • 寒仕込みの場合は、味噌の熟成に約10ヶ月

おいしい味噌を食べるためには、熟成が大切なんです。

なぜ手作り味噌がおいしいの?

なぜか手作り味噌は美味しいですよね。

それには具体的な理由があるのです。

市販されている味噌の多くは、10ヶ月も熟成されていません。

だいたい2~3ヶ月で作ってしまうのです。

これは味噌を加温する事で醗酵を、強制的に進めているからです。

家庭の味噌は四季を通じて出来上がる

家庭の味噌は、多くの味噌屋にあるような加温熟成はさせず、昔ながらの天然醸造で醗酵させます。

冬は寒く、そして春暖かくなり、夏の暑い時期で醗酵がより進みます。

そして秋になり寒くなってくるなど四季を十分に味わって味噌ができるんですね。

だから家庭で作るお味噌は美味しいのです。

マルカワみそも、昔ながらの天然醸造で味噌を1年熟成させて作っています。

手間ひまかかっても、天然醸造は美味しいのです。

おいしい味噌を食べたかったら、約10カ月しっかり熟成させたお味噌がおすすめです。

この記事を見られた方は↓の記事もご覧になられております。

寒仕込みが美味しい理由

この記事は 河崎紘徳(かわさきひろのり) が書きました
高校卒業後、日本料理の勉強がしたいと思い辻調理師専門学校入学。
日本料理特待生制度合格、2006年卒業生代表として答辞を行う。
大阪の梅田にある日本料理店に就職し、日本料理を学ぶ。
2007年マルカワみそ入社。
2015年福井県最年少でみそ一級技能士合格(国家資格である技能検定制度)
NHK文化センター様 味噌作り教室の年間認定講師

これからも健康に貢献出来る商品作りを続けてまいります。

味噌作りについて書いた記事です

マルカワみそでは味噌作りを応援してます。わからない事ございましたら気軽にご質問ください。

   
みそ蔵見学
LINE友だち追加
  • Campany Information
  • レビューフォーム
FSSC認証ロゴ