味噌に白カビが生えても大丈夫?カビの対処法や美味しく食べるコツを教えます。

お味噌に出てきた白いカビみたいなものは、産膜酵母(さんまくこうぼ)

産膜酵母↓

産膜酵母は、耐塩性と好気性を持つのが特徴です。

そのため、空気に触れている表面の一部にでてきます。

正直な話、みそを作っていると普通に出てきます(笑)

プロが作っても味噌のキワの部分は、どうしても出てきやすいです。

酵母菌の一種ですので、食べても人体に害はございません。

しかし、産膜酵母は見た目と風味が悪いので

味噌を開封して食べる前に、表面を5㎜ほど取り除いてください。

5mm以上の部分のお味噌を捨てる必要はございません。安心して食べる事が出来ます。

その他に、黒っぽいカビについて、

青っぽいカビについてご説明させていただきます。

みそに出来た黒っぽいカビは何ですか?

みそが酸化した物の可能性が高いです。

こちらも薄く取り除いて頂ければ結構です。

中のお味噌は、問題なく食べる事が可能です。

みそに出来た青っぽいカビは何ですか?

こちらは、アオカビの可能性が高いです。

アオカビそのものは健康な人に感染せず、比較的毒性も強くはありません

これは有害なカビ毒を生成しないためです。

しかし、風味も悪いですので、

味噌を食べる前にはきちんと取り除いてください。

また、白い結晶みたいなものが、お味噌についていることがありますが、 これはチロシンといって、アミノ酸の一種です。

長期熟成されている証拠であり、お味噌の麹の力が高いと出来るといわれています。
チロシンはカビとは異なり、お味噌の成分のひとつですので、取り除く必要はございません。

チロシン↓

記事で使用したチャック付きスタンド袋

この記事は 河崎紘徳(かわさきひろのり) が書きました
2007年マルカワみそ入社。
2015年福井県最年少でみそ一級技能士合格(国家資格である技能検定制度)
味噌屋の息子として産まれ、世の中の方々に有機のみそ、自然栽培のみその
”素晴らしさ”、”美味しさ”、”楽しさ”を
広めていくのが私の使命だと思い、お客様のため一生懸命、麹作り、甘酒作り、味噌作りに励んでおります。

味噌作りについて書いた記事です

マルカワみそでは味噌作りを応援してます。わからない事ございましたら気軽にご質問ください。

   
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